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2015年7月26日(日)

政党助成金3550万円 未記載

言論弾圧の自民勉強会メンバー 白須賀衆院議員

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 言論弾圧発言が問題になっている自民党議員の勉強会「文化芸術懇話会」参加者の一人、白須賀貴樹衆院議員(千葉13区)が代表を務める政党支部が2011〜13年に自民党本部から受け取った政党助成金計3550万円を、政治資金収支報告書に記載していないことがわかりました。


 白須賀氏は、12年12月の総選挙で初当選し、現在2期目。安倍首相の出身派閥、細田派に所属しています。

 白須賀氏が支部長の「自民党千葉県第十三選挙区支部」の政党交付金使途報告書によると、11年に600万円、総選挙があった12年には公示直前の11月22日の1300万円含め1750万円、13年は1200万円の政党助成金を自民党本部から受け取っています。

 ところが、同支部が千葉県選挙管理委員会に提出している政治資金収支報告書には、細田派の政治団体「清和政策研究会」や千葉県歯科医師連盟などからの寄付の記載はあるものの、党本部からの寄付の記載がいっさいありません。

 政党助成金の原資は国民の税金です。政治資金規正法は、政治団体に収入や支出などを記載した収支報告書の提出を義務付けています。

 「第十三選挙区支部」の12年の政党交付金使途報告書によると、総選挙公示日の12月4日に、「選挙関係費」として118万4000円を「しらすか貴樹」あてに支出しています。また、「選挙情勢調査代」として105万円のほか、「広報ポスター製作費」55万円、「党広報板設置のための木材」81万1650円、「ビデオ製作費」80万円など、選挙関係に300万円以上支出しています。

 同支部の12年の政党交付金使途報告書によると、政党助成金を使い残し、270万2339円を「基金」としてため込んでいます。

 白須賀氏の事務所はマスコミの取材に、政党交付金使途報告書には記載しているとして「収支報告書への記載は必要ないと思っていた」と説明。千葉県選管に修正を届け出るとしていますが、収支をすべて公開して国民の批判を仰ぐという政治資金規正法の基本的なことも知らないでいたとは、政治家の基本が厳しく問われます。


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