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2015年7月19日(日)

共産党創立93周年記念講演会 ビデオメッセージ

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 18日に開かれた日本共産党創立93周年記念講演会に、憲法学者の小林節さんと、作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんからのビデオメッセージが紹介されました。紙上再現します。


憲法論議 いちばん頼りに

憲法学者 小林 節さん

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 自民党がどうかしてしまっていると思います。われわれは日本の国会だと思っていたのですが、なにかアメリカの属国になろうとしているような感じがしてとてもびっくりしています。

 やはり政治は、国民との最高の約束、憲法を守るのが大前提ですよね。だけど権力者がその意識を捨ててしまったとき、憲法はただの紙切れになるんですね。だからこそ国民が、そして、健全野党がきちんとそれを指摘して戻させなければいけない。まさに憲法の危機ですよ。

 つまり、9条がある以上、わが国は海外に軍隊を出せないはずなんです。ところがそれを、まったく無視して、必要、必要、必要といって、必要ならば国際情勢が変わったから必要だと、まったく無制限に海外に軍隊を出せる論理を、自民党はいま立てていますよね。

 最近の憲法論議とか国会論争を見ていて、いちばん頼りになるのは共産党だと思います。

 とくに安保法制の特別委員会では、志位委員長の質問がもう抜群、光ってます。つまり、きちんと調査ができていること。それから論理的に詰められていること。そして相手が逃げてもこっちがぶれないから、論点がクリアになって、主要なものはぜんぶ見ましたけども、志位委員長の質疑がいちばん、国民教育的にいいと思います。

 僕は全然、共産党に抵抗ないもん。だっていま、憲法擁護とか国民というレベルで考えたらね、共産党がいちばん頼りになります。ぶれないもん。僕もぶれないけど、共産党もぶれないじゃないですか。

 なんていうかな、「見てみよう、共産党」ですよ。「触(さわ)ってみよう、共産党」

 私は頑強ですからなんでも触ってみるんですけどね。もう触ってみてね、危なくないと体験してますから。みなさん、共産党に触れてみたらいいと。共産党に触れてみたらいいと思います。

 私も普通の日本人ですから、共産党の悪口を聞いて育ちましたし、おとなになるときにアメリカで職業人としての訓練を受けましたから。そういう経験にてらせば、よくこの日本で共産党が93年も(笑い)続いたなと、ほんとに尊敬申し上げます。

 いま共産党、頑固な共産党があってくれるおかげで、私などは憲法擁護のたたかいがとてもとてもやりやすい。ですから93年、ほんとに深ーい思いをこめて、おめでとうございます、と言わせていただきます。


私も93歳 ぶれない党好き

作家・僧侶 瀬戸内寂聴さん

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 私は「赤旗」もずっととってますけど、共産党の好きなのはね、ぶれてない。ずっとぶれてないのは共産党だけです。言うこともね、いつも、まあ頑固ですけどね(笑い)、だからその点、もう非常に信頼できますよね。

 私はね93年生きてきたでしょ。もう93(歳)なんですよ、満で。93年生きてきたなかで、意識がありだしてからでも、いちばん悪い時代じゃないですか、いまが。そう思いますね。もうほんとに悪いです、いまの安倍さんのやり方は。どうかしてるんじゃない? 人の言うこと聞かないですもんね。何か憑(つ)いてるんじゃないかと。(笑い)

 あの人はね、質問に答えてないの、ひとっつも。自分の言いたいことを言って、質問に対してまったく答えないのね。共産党だけですよ、そこを突っ込んで、怒ってね、もっと答えてくれって、渡りあえるのは。

 沖縄のことなんか見てても、いまのわれわれのところ見てても、民意、民の意、意識をくみとること、それが、いい政治ですよね。少なくとも民意に従ってやることがいい政治でしょ。まったく民意を無視してますね、いまね。聞くことをしない、勝手に言っとけっていう感じでしょ。

 でもいま共産党、ずんずん、とても勢いがいいじゃないですか。私、ずっと共産党に入れてるんですがね、いくら入れてもちっとも増えないし、「おたくちっとも増えないじゃないの」って怒ってたのね(笑い)。そしたら最近、どんどん増えてきてね。なんかあの、入れ甲(が)斐(い)がありますよね。

 93になった共産党さん。私も同じ年に生まれて93なんですよ。ですから非常に親しく思っております。いまの非常に悪い政治の時代に、共産党がちっともぶれないで頑張ってくれてること、非常にありがたく頼もしく思っております。私も病気をしましたけれども、これから生きてる限り、みんなが幸せになるように努力していきたいと思います。一緒に頑張りましょう。どうもおめでとうございます。


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