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2015年6月22日(月)

戦争法案は「違憲」「廃案」 若者「YES」

安倍政権、何か無理やり感■戦地には行きたくない■平和がいいっス

東京・原宿で聞きました

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 衆院憲法審査会(4日)で参考人として出席した憲法学者3人全員が「憲法違反」と判断し、圧倒的多数の憲法学者から「違憲」との指摘を受けている戦争法案。安倍政権は、24日に迫った会期を大幅に延長してでも今国会で成立を強行しようとしていますが、若者の街・原宿(東京都渋谷区)で、若者に聞くと、圧倒的多数がこの法案は「違憲」「廃案に」と答えました。(社会部「戦争法案」取材班)

 シールアンケートは、「戦争法案は憲法違反だ」「今国会で廃案にすべきだ」にYES・NOで答えてもらいました。

父親と話題に

 「パンケーキを食べに来た」という女子大学生2人(ともに18歳)。「海外に行って外国の戦争を手伝えるようになる法案ですね。お父さんとも話しました」と1人が「違憲」にシールをペタリ。もう1人も「うーん」と迷いながら「違憲」に貼りました。

 政治・経済を学んでいるという女子大学生(20)は「(安倍政権は)憲法96条を変えようとしてうまくいかず、今度は憲法解釈を変えて進めようとしている」と批判します。

 「『合憲』の憲法学者もたくさんいると言いながら、数人しか名前を挙げられないと、今度は『数の問題ではない』という。なんか無理やり感がありますよね」

 「今日は彼の誕生日。名古屋から一緒に遊びに来ました」という19歳のカップル。女性が「戦争につながるので、憲法違反。政府が急いで成立させたい気持ちも分かるが、やっぱり平和が大事」というと、男性は「アメリカの戦争に協力すれば、日本も相手から恨まれる」と不安を語り「戦争をしようとしている法案。自分も戦地には行きたくない」と話しました。女性も隣でうなずきました。

 米大リーグのロイヤルズのユニフォームを着た社会人の男性(19)=神奈川県藤沢市、電機関係=は「基本的に平和主義者なので争いごとは好きではない」と「違憲」にペタリ。「今国会で廃案にすべきだ」にも「YES」と答えました。

誰も得しない

 愛知県から友人と遊びに来ていた大学1年の男性(19)は「こんな法案だれも得しない」と「今国会で廃案」に「YES」。記者が「得をするのは軍需産業です」と話すと「人の命と金もうけは比べようがありません」と断言しました。

 友人3人連れだって髪を切りに行く途中でアンケートに答えた男性(24)は「平和がいいっス」と「違憲」「廃案」にシールを貼り「戦争をしたくないし、そんなに早く死にたくない」と話しました。

 アンケートの中で記者が、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)など学生や若者が街頭や国会前で「戦争法案反対」の声を上げ、行動が広がっていることを紹介すると「内向きな学生が多い中、声をあげるのは大切」「行動に移せるのはすごいと思う」と共感する声が相次ぎました。


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