「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年5月23日(土)

オスプレイ飛来地で火災・民家破壊

穀田氏 「災害」も活用やめよ

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する穀田恵二議員=22日、衆院外務委

 日本共産党の穀田恵二議員は22日の衆院外務委員会で、米軍の垂直離着陸機MV22オスプレイが防災訓練などの飛来先で火災や民家の破壊などの“事件”を複数起こしていることを示し、「災害救援」への活用をやめるよう求めました。

 穀田氏は、和歌山県の防災訓練(昨年10月)で、オスプレイのエンジン排気熱により離陸地の芝生で火災が発生し、消防団が消火活動にあたったと指摘。左藤章防衛副大臣は火災発生の可能性が「想定されていた」と認めながら、「大きな(規模の)ものではないので、火災とまではいえない」などと弁明。穀田氏は消防庁も「人の意思に反して発生し、消火施設の利用を必要とする」ものを火災と定義していると批判しました。

 穀田氏は、米ノースカロライナ州(2013年6月)でも地表の草から火災が発生し、機体にも延焼する最も重大な「クラスA」の事故が起きたほか、大地震のあったネパールの「救援」活動では今月上旬に民家の屋根を吹き飛ばす被害を出していることを示しました。防衛省の深山延暁運用企画局長は「(オスプレイは)下降気流により直下では非常に強い風が起こるため、救助に難しさがあった」と認めました。

 オスプレイの訓練・運用では「日米合意を順守する」と強調する岸田文雄外相に対し、穀田氏は、和歌山県の防災訓練でオスプレイは「住宅地上空を避ける」との約束さえ守らず、役場や学校がある温泉街上空を飛行したと反論。左藤氏は「天候上等の理由」だと思うと米側を擁護しました。

 穀田氏は、「防災・救援に使えないばかりか、かえって二次災害を招く危険がある」と批判し、配備の撤回を求めました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって