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2015年5月2日(土)

戦争立法阻止 労働法制改悪反対 歴史的たたかいを

第86回メーデー全国で意気高く

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 「戦争する国づくり」も労働法制の全面改悪もストップ、安倍政権の「暴走」政治を今すぐやめさせようと1日、第86回メーデーが全国311カ所で開かれ、17万人が参加しました。夏を思わせる日差しが照りつけた東京・代々木公園には2万8000人が参加して中央メーデーを実施。都内3コースをデモ行進し、「9条こわす安倍政権ノックアウト!」「残業代を出せ!」などと書かれたプラカードやデコレーションでアピール。遠足で原宿に来ていた高校2年生の男子は「海外まで行って戦争しちゃうなんて良くない」とデモを見つめました。


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(写真)デモ行進に出発する第86回中央メーデーの参加者=1日、東京都渋谷区

志位委員長あいさつ

 「平和への願いを堂々と社会にアピールしたい」。こう宣言して拍手に包まれたのは、若者憲法集会東京実行委員会の細野真理さん(33)です。思い出すのもつらくて苦しいけれど、切実な思いを戦争体験者が語ってくれると細野さん。「憲法を守り抜いた歴史を、安倍政権の狙いで断ち切らせるわけにはいかない」と決意をのべました。

 中央メーデー実行委員会の小田川義和代表委員(全労連議長)が主催者あいさつ。伊藤塾塾長の伊藤真弁護士、全国過労死を考える家族の会東京の中原のり子代表、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表が連帯あいさつ。全労協などによる日比谷メーデー実行委員会のメッセージを紹介しました。

 あいさつに立った日本共産党の志位和夫委員長は、「戦争立法」の問題点を解明して、「反対の一点で、国会の内外で、思想・信条の違いを超え、すべての政党・団体・個人が力をあわせようではありませんか」とのべ、全国津々浦々から空前の国民的大闘争をおこそう、と呼びかけました (志位委員長のあいさつ詳報)。山下芳生書記局長と市田忠義副委員長が参加しました。

 東京民医労健和会支部の介護職員の男性(26)はデイサービスで働きます。「賃金が安くて人手が足りず、休みが自由にとれません。たたかいで国を動かして、介護報酬をアップさせたい」

労働運動の原点に立ち返ろう

小田川代表委員があいさつ

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(写真)主催者あいさつする小田川義和代表委員

 実行委員会の小田川義和代表委員(全労連議長)が主催者あいさつに立ち、安倍政権は直接雇用の原則に大穴をあける労働者派遣法改悪法案、8時間労働の原則を壊す改悪法案を国会に提出し、戦争法案づくりを進めようとしていると指摘。「労働運動の原点に立ち返った歴史的なたたかいが、いま迫られている」と強調しました。

 小田川氏は、安倍暴走政治に対するストップの声を格段に強め、世論と運動で包囲し、くらし守れの要求を真正面に掲げたたたかいを強化しようと呼びかけました。

 また、沖縄・辺野古への米軍新基地建設に向けた作業を強行する政府を批判。「連帯と団結を強め、安倍政権に退陣を迫る国民的運動に全力をあげよう」と訴えました。


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