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2015年4月26日(日)

核兵器全面禁止求め一堂に

国際平和地球会議 NYで被爆者ら訴え

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(写真)国際平和地球会議でスピーチする国連のアンゲラ・ケイン氏=24日、ニューヨーク(阿部活士撮影)

 【ニューヨーク=阿部活士、秋山豊】核兵器全面禁止条約の交渉開始を求めて運動を続けてきた世界の反核平和勢力が一堂に会する「国際平和地球会議」が24日、ニューヨーク市内で始まりました。

 核不拡散条約(NPT)再検討会議を主催する国連のアンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表が、潘基文(パンギムン)事務総長のメッセージを代読し、あいさつしました。長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会の谷口稜曄(すみてる)代表委員、広島で被爆してカナダに暮らすセツコ・サーロー氏が証言しました。

 16歳のときに爆心地から1・8キロメートルで被爆した谷口さんは、熱線で背中が大やけどになった自身の写真を掲げ、「人道に対する重大な犯罪です。悪魔の兵器です」と訴えました。

 谷口さんが「今回のNPT再検討会議を核兵器全面禁止への確かな一歩にしたい。未来に生きる者に青い地球を残すため、核兵器廃絶の声を世界に広げましょう」と訴え。「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウオー」と結ぶと、「ノー・ウオー」と応じて拍手を送る参加者もいました。

 会議には日米の自治体首長や議員らからメッセージが寄せられました。日本からは松井一実広島市長とともに、米軍新基地建設に反対する沖縄県の稲嶺進名護市長のメッセージが紹介され、大きな拍手に包まれました。

 全体会では、米国の平和・反戦活動家6氏がパネリストとして討論しました。


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