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2015年3月7日(土)

党躍進が国会を変えつつある

いっせい地方選挙 住民の声で動く県政・市政を

神戸で演説会 志位委員長が訴え

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(写真)会場いっぱいの聴衆に、いっせい地方選での躍進を訴える志位和夫委員長=6日、神戸市中央区

 日本共産党兵庫県委員会は6日、いっせい地方選挙での躍進をめざし、神戸文化ホールで志位和夫委員長を迎えた演説会を開きました。志位氏は、「日本共産党を兵庫県でも、神戸市でも躍進させて、住民の声で動く県政・市政をつくりましょう」「兵庫県、神戸市から必ず大躍進を果たし、全国の躍進をひっぱってほしい」と訴えました。

 演説会では堀内照文衆院議員、金田峰生(みねお)参院兵庫選挙区予定候補があいさつ。いっせい地方選の予定候補者が勢ぞろいし、きだ結(ゆい)県議と金沢はるみ神戸市議が決意表明しました。濱本由弁護士が党への期待を語りました。

 志位氏は、「日本共産党の躍進は国会を変えつつあります。国民の願いを国会に届ける力が大幅にアップしました」と総選挙後の国会の変化に言及。「震災借り上げ住宅追い出し問題」を告発した堀内議員が、政府から「自治体に丁寧な対応を求める」との答弁を引き出したことなどを紹介しました。

 さらに、躍進で獲得した議案提案権を生かし、今国会冒頭に「政党助成法廃止法案」を提出したことを報告。首相を含めた閣僚の「政治とカネ」疑惑について、「口をそろえて『知らなかった』ではすまない。きちんと対処してこなかった政治的な責任が厳しく問われています。疑惑究明のために頑張りぬきます」と決意を語り、「企業・団体献金全面禁止法案」を提出すると表明しました。

 目前に迫ったいっせい地方選挙で兵庫県、神戸市で日本共産党の躍進がどんなに重要なのか―。志位氏は、県議会も市議会も自民、公明、民主、維新が知事、市長の提案に何でも賛成する「みんな与党」のもと、県政、市政に「福祉切り捨て」と「大企業呼び込み」という深刻なゆがみがつくり出されていると告発。「『みんな与党』体制の下で、この二つのゆがみをただし、『住民の福祉の増進』という自治体の本来の仕事にとりくむ兵庫県政、神戸市政をつくる―この仕事にとりくんでいるのは日本共産党議員団だけです」と力を込めました。

 その上で、(1)福祉と暮らしを守る命綱の役割(2)無駄遣いを厳しくチェックする監視役の役割―という日本共産党の議席の二つの値打ちを強調。中学校給食や子どもの医療費助成の拡充、大企業誘致補助金の返還などに日本共産党議員団が果たした役割などを紹介し、「かけがえのない役割を果たしているこの党の躍進を必ず」と訴えました。

 志位氏は、いっせい地方選挙が安倍政権による暴走のさなかのたたかいになると指摘。暮らしと経済、集団的自衛権、沖縄新基地建設、歴史問題をめぐる安倍政権の暴走政治に対決し、これを打開する日本共産党の対案を、自身の国会質疑のエピソードを交えながら語りました。

 「日本共産党を伸ばして『暴走ストップ、政治の転換』の声を地方からあげ、安倍政権を大包囲していただきたい」との呼びかけに、参加者は大きな拍手で応えました。

 党県委員会は演説会に向け、190団体に案内を送り、県弁護士会や県医師会など約30団体を訪問。JA兵庫中央会では「農協改革問題やTPP(環太平洋連携協定)で反対の思いは同じです」の声が寄せられました。JR神戸駅前で党勤務員が連日の昼休み宣伝をおこない、「志位さんの予算委員会の質問は迫力があった」「演説会にいきたい」と期待が広がりました。


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