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2015年2月19日(木)

「慰安婦」放送は妥当か 「村山談話」不要言うかも

NHK会長 政府追随発言

民主党会合

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 NHKの籾井(もみい)勝人会長は18日、中期経営計画の説明のため衆院議員会館で民主党が開いた会合に出席し、日本軍「慰安婦」問題などへの対応をめぐって激しいやりとりがありました。

 民主党側は、籾井氏が5日の記者会見で、「慰安婦」問題を番組で取りあげるかと問われ、「政府のスタンスがよく見えないなかで、放送するのが妥当か慎重に考えなければいけない」と発言したことを取り上げました。

 籾井氏は「極めて大きな外交問題に発展するおそれがあるので、よく考えて『慰安婦』の問題は扱っていかなければならない」「これだけワーワー言われているから、『慰安婦』問題をああだこうだ言うわけがない」などと述べ、政府から独立すべき公共放送のあり方に反する立場に固執しました。

 また籾井氏は「村山談話」について「今のところはいい。将来のことはわからない。政権がかわって、その人が、『村山談話はもういらない』と言うかもしれない」と発言しました。

 籾井氏が就任後にNHKの理事から辞表を集めたことを民主の出席者が非難すると、籾井氏は「なぜ蒸し返して1年前に戻るのか」「こんなことで呼ばれるのはごめんだ」などとけんか腰になる場面もありました。

 籾井氏のこうした対応について、安住淳国対委員長代理は記者会見で「政府の顔色をうかがって、それを忖度(そんたく)しながら発言している人は、NHK会長として失格」と語りました。


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