2015年1月13日(火)
辺野古基地前 昼夜の座り込み続く
沖縄県内外から200人参加
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沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う海上作業の再開へ向け、沖縄防衛局が監視の目を盗んで作業資材の搬入を強行しようと狙っているため、昼夜分かたず米軍キャンプ・シュワブ前で取り組まれている抗議の座り込み行動は12日、年明けでは最多の約200人が参加しました。
同日午後には、沖縄に新たな基地は造らせないことなどを求めて「建白書」実現をめざす個人参加の組織「島ぐるみ会議」が毎週月曜運航の辺野古バスツアーで到着。参加者の中から約10組がシュワブ・ゲート前で自主的に歌や踊りを披露し、盛況を博しました。
この日は、県外からも多くの人が辺野古のたたかいに連帯して駆け付けました。福岡県から戦争体験者の91歳と90歳の女性が「新基地反対の『オール沖縄』に元気をもらうため、どうしても行きたい」と来訪。91歳の女性は戦争当時、空襲の恐怖を静めるために座禅を組み、決死の覚悟で電話交換線を死守する作業に従事したことを語り、「二度と戦争を繰り返させたくない。安倍政権の暴走を止めるため頑張ってほしい」とのべました。
京都から訪れた女性(39)は「防衛局が夜討ちで資材搬入したのをネット動画で見て、いてもたってもいられなかった。この辺野古の大変な現状が全国的には十分、知られていない。たたかいの現場は、あったかいし、優しいし、面白い。もっと多くの人が知って参加してほしい」と話していました。