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2014年12月14日(日)

南京大虐殺77年 国家式典

中国習主席「侵略美化に反対」

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 【北京=小林拓也】中国を侵略した旧日本軍が1937年に起こした南京大虐殺から77年となった13日、中国江蘇省南京市内の南京大虐殺遭難同胞記念館の広場で記念式典が行われました。中国政府は今年から12月13日を「国家哀悼日」と位置づけ、政府主導で大規模な式典を開催。習近平国家主席ら国家指導者も参列しました。

 式典であいさつした習主席は「侵略の歴史を顧みない態度や、美化する言論は、人類の平和と正義を害するものだ。これらの誤った言動に対し、平和と正義を愛する人々は高度に警戒し、断固反対しなければならない」と、名指ししなかったものの、日本の一部右翼勢力や安倍政権の言動を批判しました。

 一方、「少数の軍国主義者が侵略戦争を起こしたからといって、その民族を敵視してはいけない。戦争の罪は、人民にはない」と指摘。「中日両国の人民は友好を代々まで続け、人類の平和に共に貢献しなければならない」と、両国民の共同を呼びかけました。

 式典には、南京市民や日本など外国からの参加者ら約1万人が参列。式典冒頭、市内にサイレンが響き、参加者と市民らは黙とうし、犠牲者に哀悼の意を表しました。


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