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2014年12月10日(水)

維新が民主を攻撃

「選挙協力」は破たん

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 衆院選で「選挙協力」を行っている民主と維新は、維新が民主を攻撃するなど政策抜きの「選挙協力」の破たんが露呈しています。

 「僕は民主党だけは絶対に許せない。彼らのいいかげんさはすごいですよ。『国民の皆さんの生活を豊かにします』というでしょ、彼らはお金の出どころについては何もいわない」

 維新の党の橋下徹共同代表は6日、大阪市内でこういって民主党を批判しました。

 維新が民主を批判する大阪府では、19小選挙区のうち5人を擁立、大阪市内はゼロ。維新は14人を立てたものの、四つの小選挙区で対立選挙になっているためです。

 政見放送でも橋下氏は、自民、公明と一緒に民主を名指しで、「身を切る改革をやらない政治家に改革を委ねることはできません」と批判しています。

 民主と維新の「選挙協力」は、消費税、原発など基本政策を棚上げしたものでした。その破たんがあらわになっています。

 民主党支持の連合は維新候補を推薦せず、民主党候補がいない小選挙区では比例代表で民主党への投票を徹底する方針を決めています。民主党県連が維新候補を推薦しても地方連合が推薦しないなど矛盾を深めています。

 連合加盟労組の役員は「アベノミクスは新自由主義、維新も新自由主義だ。橋下氏は今でも連合を攻撃している。推薦するのは難しい」と話します。同時に「民主党政権時代の印象が消えておらず、支持者が戻ってきているわけでもない」と話しています。


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