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2014年10月22日(水)

きょうの潮流

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 中選挙区時代、群馬3区は「上州戦争」と呼ばれるほどの激戦区でした。福田赳夫、中曽根康弘の両氏らとともに、熾烈(しれつ)を極めて議席を争ってきたのが小渕恵三元首相でした▼「ビルの谷間のラーメン屋」と自嘲していた小渕さんは、強固な後援会をつくって強力な相手に対抗しました。「当選した翌日から選挙運動をやっていた」と、一族郎党や後援会員を中心に選挙区内を這(は)いずり回ったといいます▼その父親から「地盤・看板・かばん(お金)」を引き継いだ小渕優子議員が、政治とカネの問題で経産相辞任に追い込まれました。第1次安倍政権のときも政治とカネをめぐって辞任が相次いだように、相変わらずの自民党の金権体質です▼松島みどり議員の法相辞任とともに、内閣改造の目玉閣僚が一日でそろって欠ける異常な事態。安倍首相もみずからの任命責任を認めて謝罪しましたが、それだけでは済みません▼残っている女性閣僚は靖国3人組。人気取りが早くも破綻したことは、この政権がもつ危うさの反映です。最新の世論調査では内閣支持率も下落。消費税の再増税にしても、原発再稼働にしても、カジノにしても、安倍政権が推し進める政策にたいして、ことごとく、反対や疑問の声が多数を占める状況です▼目先を変えて、いくら顔触れを新たにしても自民党政治への国民の厳しい目はかわせません。政権打倒のたたかいに拍車がかかったいま、沖縄知事選勝利、いっせい地方選の勝利につなげ、政治を変える契機としたい。


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