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2014年10月12日(日)

香港 学生・市民抗議2週間 対話拒否 怒り広がる

「ひどすぎる政府 座り込み続ける」

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 【香港=小林拓也】香港行政長官選挙の民主化を求める大規模な抗議行動が始まって11日で2週間、香港政府が学生側との対話を見合わせたことで、学生や市民らに怒りが広がっています。


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(写真)11日、香港の金鐘でテントを張り座り込みを続ける学生ら(小林拓也撮影)

 座り込みをしていた会社員の男性(37)は「対話こそが唯一の解決の道なのに、政府がいきなりやめたのはひどすぎる。今後、占拠がどれくらい続くのかはわからないが、ここに座ることで学生たちを支援したい」と語りました。

 10日夜、幹線道路の占拠が続いている政府本部付近の金鐘(アドミラルティー)では、学生や市民ら数万人が政府の対応を批判する大集会を開催。一方的に対話を見合わせた政府を批判し、占拠を続ける決意を新たにしました。

 深夜には、金鐘周辺に300張り以上のテントが設置され、1000人以上が道路で夜を明かしました。繁華街の旺角や銅鑼湾(コーズウェイベイ)でも数十張りのテントが張られ、数百人が朝まで占拠。一時は占拠者が減少したものの、再び抗議の声が広がっています。

 学生側は10日の記者会見で「いつでも政府と対話したい」と述べ、対話での解決を訴え。140人以上の大学教授らは連名で、政府が対話を見合わせたことを批判し、早急に対話に戻るよう呼び掛けました。

 梁振英行政長官や政府ナンバー2の林鄭月娥政務官(閣僚)ら香港政府代表団は11〜13日、経済フォーラムに出席するため中国広東省広州市を訪問。香港メディアによると、中国共産党ナンバー3の張徳江・全国人民代表大会常務委員長と会談し、香港情勢について話し合う見込みだといいます。


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