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2014年9月17日(水)

「ネオナチとツーショット」高市総務相

「戦争への反省」を「自虐史観」と攻撃

日独友好決議(11年)に反対

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 ナチスの思想を信奉する極右団体「国家社会主義日本労働者党」代表と議員会館でツーショット写真の撮影(2011年6〜7月ごろ)に応じた高市早苗総務相が、当時国会で問題となっていた「日独友好決議」について、日本とドイツの「戦争への反省」を表明していることなどを理由に強硬に反対していたことがわかりました。 (関連記事)


写真

(写真)高市早苗氏が「日独平和決議」について自民党代議士会での紛糾ぶりを明らかにした一文(『正論』2011年7月号より)

 同決議については、日本の過去の侵略戦争を肯定・美化する改憲・右翼団体「日本会議」が強く反対し、同会議と一体の「日本会議国会議員懇談会」も決議採決時の本会議退席を各党の加盟議員に文書で呼びかけていました。

 高市氏は、同決議に反対した理由や経緯を月刊誌『正論』(11年7月号)で説明しています。このなかで同氏は同年4月22日の自民党代議士会で、「日独友好決議」の案文のうち、日独両国が各国との戦争で「多大な迷惑をかけるに至り、両国も多くの犠牲を払った」と述べていることや、戦後の「戦争への反省」に言及していることを問題視。「『戦争権』は、全ての国家に認められた基本権です」「日本の自虐史観にドイツまで巻き込んで、現在のドイツ政府を『反省するべき行為をした主体』であるかのように断罪する権利を日本の国会が持つとは思えません」と主張したことを明らかにしています。

 同決議は同年4月22日に衆院本会議で可決されましたが、「侵略行為」という文言が当初の文案から削除されたため、日本共産党は反対しました。


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