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2014年8月22日(金)

復旧 「人を」「物資を」

広島・土砂災害 住民ら仁比参院議員に訴え

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 記録的な豪雨による土砂災害に見舞われた広島市安佐南区、安佐北区では21日、住民らが自宅や道路から土砂をかき出す作業に追われていました。調査に入った日本共産党の仁比聡平参院議員(2014年夏・広島等豪雨災害対策本部事務局長)に、住民らは切実な要望を語りました。 (細川豊史)


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(写真)被災現場で松井市長(左)に住民の要望を伝える仁比氏(右端)と党市議ら=21日、広島市安佐北区の可部東地区

 安佐南区の緑井地区で、上半身裸で自宅の泥をかき出す作業をしていた男性(77)は、「市から敷地内は自分でやれと言われた。泥を外に出さないと持って行ってくれない。でもこれだけの災害だから柔軟に行政にやってほしい」と話し、首からかけたタオルで汗をぬぐいます。「広島にはいくつか大学があるから、若い人たちに泥出しのボランティアに来てほしい」と訴える女性も。

 安佐北区の可部東地区で、自宅敷地内の土砂をかき出していた男性(66)は、「住民の力、人力では間に合わない。重機とダンプを手配してほしい」と話します。

 同区大林地区では、用水路が土砂で埋まり、あふれた水と土砂などで道路が寸断。造園業者が重機で土砂を取り除いていました。この地区に住む親せき宅の泥出しを手伝いに来たという男性(70)=同区=は、「側溝もみんな泥が詰まっている。とにかくここの排水をしてもらわないと」と、顔をしかめます。

 同地区の市立大林小学校に設けられた避難所の運営に携わっている大林地区連合自治会副会長(64)も、「道が寸断されているため、そこから上に住む50世帯、100人弱の人たちもどうなっているかわからない。車が通れるようにすることがまず大事」と話しました。

 同区の山田地区では、山から流れだした大量の土砂、流木とそれに押し流された住宅の屋根が田んぼをうずめていました。同地区で自治会長を務める男性は、「みんなの要望をかなえたいが、どこへ相談すればよいかわからない。泥を出すのはとても1日、2日では終わらない。個人負担では無理」と語りました。

 仁比氏は、「決して地元負担ということにならないよう、公の責任で、この地域が復旧できるように対処すべきです。共産党も全力を尽くします」と話しました。


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