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2014年8月13日(水)

きょうの潮流

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 旅行者でにぎわう、沖縄の8月。青い空や青い海、白い砂浜がひろがるビーチに胸を躍らせ、常夏の島をめざす家族連れや若者は多い▼夏休みのこの時期、沖縄の人口は一気にふくれあがります。海辺や街を大勢が行き交った2004年の8月13日も真っ青な空が一面につづく暑い日でした。その夏空から突然、ごう音とともに米軍のヘリコプターが落ちてきました▼燃え上がり黒煙をあげる現場。そこは、普天間基地と隣り合い、毎日6千人もの学生が通う学び舎(や)でした。幸い、休み期間でけが人はゼロ。しかし付近は住宅地や学校、病院が密集し、墜落場所が少しでもずれていたら大惨事になるところでした▼あれから10年。いまも、沖縄国際大学の上空には米軍のヘリが飛びます。節目の日に、もう一度、沖縄の現状と今後を考えようと、大学では有志が企画し、集いやシンポジウム、写真展が開かれます。現役の学生も参加し、基地や平和について発言します▼時が過ぎても、消えないどころか、増すばかりの恐怖。世界で最も危険な基地に事故の多さで有名な欠陥機オスプレイが配備され、飛び回っているのですから。昨年も米軍ヘリが墜落し、日本政府や米軍に対する県民の怒りや不信は頂点に達しています▼いま沖縄では、普天間基地の負担軽減を名目に辺野古への新基地建設が進められようとしています。推進か、断念に追い込むか。11月投票の知事選でも大きな争点です。あの日と同じ空の下で、沖縄と日本の未来が発信されます。


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