「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年7月6日(日)

三谷東京大学名誉教授「独裁傾向強まる」

立憲デモクラシーの会講演 集団的自衛権問う

安倍政権を批判

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)立憲デモクラシーの会で講演する三谷太一郎東京大学名誉教授=4日、東京都豊島区

 幅広い学者らが結成した「立憲デモクラシーの会」は4日、東京都内で「集団的自衛権を問う」と題し公開講演会を開きました。

 三谷太一郎東京大学名誉教授が講演し、安倍政権は「デモクラシー(民主主義)なき立憲主義としての『立憲的独裁』の傾向を強めている。立憲的デモクラシーで対抗することが必要だ」と述べました。同氏は、集団的自衛権の行使容認を求める報告書を首相に提出した安保法制懇座長代理の北岡伸一氏の大学院時代の指導教官。

 三谷氏は、日本には江戸時代から「権力を抑制・均衡させるしくみがあった」と指摘。加藤陽子東京大学教授が「軍事的な緊張があっても、分権し、合議を尊重するやり方をとる伝統が日本にはある」と述べました。

 つづいて軍事評論家の前田哲男氏が講演。自衛隊創設時に、参院本会議で「海外出動はこれを行わない」という決議がされていたことを紹介し、集団的自衛権行使容認は「自衛隊の任務を完全に逸脱する」と述べました。

 木村草太首都大学東京准教授は、今回の閣議決定は「違憲」だと指摘。日本弁護士連合会の山岸良太弁護士が「全国の弁護士会が、閣議決定は違憲だと声をあげている」と連帯のあいさつをしました。450人以上が入る会場が満席でした。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって