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2014年6月15日(日)

戦争か平和かの歴史的岐路

いまこそ日本共産党を強く大きく

京都市 志位委員長が訴え

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 9カ月後に迫った来春のいっせい地方選での日本共産党の必勝を期して京都市で14日、党府委員会主催の演説会が開かれ、志位和夫委員長が「いま日本は、戦争か平和かの歴史の岐路に立っています。いまこそ日本共産党を強く大きくしていただきたい」と訴えました。


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(写真)志位和夫委員長を迎えて開かれた日本共産党の演説会=14日、京都市左京区・みやこめっせ

 会場は、大型バスを乗り合わせてつめかけた参加者らで満席に。壇上に府議選や京都市議選、中間地方選の予定候補者が志位氏、穀田恵二衆院議員とともにそろい踏みすると歓声と拍手がわきました。森下由美府議予定候補(八幡市区)、樋口英明京都市議予定候補(左京区)、堀口達也綾部市議予定候補が決意を述べ、大山崎町長選の堀内こうきち予定候補があいさつしました。京丹後市への米軍レーダー基地計画に反対する地元住民、原発ゼロ行動に参加する女性が応援演説に立ちました。

 志位氏は冒頭、昨年の参院選で党が京都で比例第2党に躍進し、選挙区でも議席を奪還したことに感謝。「丹後地域の織物生産者の最低工賃が13年ぶりに引き上がるなど、日本共産党の躍進は京都の政治の動きにも大きなインパクトを与えています。始まった躍進の流れを、いっせい地方選挙勝利でさらに大きく花開かせてください」と訴えました。

 志位氏は、集団的自衛権問題、消費税増税、原発再稼働など安倍政権の暴走の問題点を告発しながら、日本共産党の抜本的対案について語りました。

 この中で、首相を追及した5月28日の衆院予算委員会での論戦を報告。「集団的自衛権の行使とは、日本を守るためでも、国民の命を守るためのものでもない。アフガン・イラク戦争のようなアメリカの戦争のために、日本の若者の血を流す――これが正体だということがすっかり明らかになりました」と語りました。

 自民党が13日に示した新たな「武力行使3要件」について、「日本への武力行使がなくても、『日本国民の権利が根底からくつがえされるおそれがある』ときに、武力行使ができるというものとなっています。『おそれ』を判断するのは時の政権です。これでは『限定』ではなく、海外での武力行使は『無限定』ということになります」と批判。「『海外で戦争する国』への大転換を、国民多数の声に耳を貸さず、国会でのまともな議論もなしに、与党だけの密室協議を通じて、一内閣の判断で強行するなど、憲法破壊のクーデターと呼ぶべき暴挙です。断じて許すわけにはいきません」と力をこめました。

 ほかの政党が安倍政権の「翼賛」体制になびく今の国会状況―。志位氏が「暴走政治に正面から対決し、どの問題でも国民の立場からの対案を示し、国民と共同してたたかう日本共産党の存在と役割が、いよいよ輝いています」と語ると、拍手の波が広がりました。

 「私たちは開拓者の精神でさらなる躍進に挑戦する決意です。いまこの党を大きくすることに、日本の未来はかかっています。ご一緒に新しい日本の世直しに取り組もうではありませんか」と呼びかけると、聴衆は大きな拍手で応えました。

 演説会に初めて参加した女子学生=城陽市=は、「憲法9条を壊す、安倍政権の強権的なやり方は怖い。でも、それが国民との矛盾を広げ、もろいということがわかった。みんなでがんばればストップできると思った」と話していました。


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