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2014年6月15日(日)

「現教科書は違法か」

田村氏指摘、首相は逃げ

参院文科委

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(写真)質問する田村智子議員=12日、参院文科委

 日本共産党の田村智子議員は12日の参院文教科学委員会で、安倍首相が「慰安婦」問題を記載した教科書に関して「改正教育基本法の精神が生かされていない」(昨年4月、予算委)と批判した問題をとりあげ、「首相は『河野談話』を継承すると表明している」「現在使われている従軍『慰安婦』記述の高校教科書は教育基本法にのっとっていないのか」とただしました。

 安倍首相は「検定官によってなされることなので答弁は控える」と述べ、検定に合格した教科書が教育基本法にそっているとも言えない異常な姿勢を見せました。

 田村氏は「河野談話」発表後に発見された、日本軍が女性を脅し慰安所に連れだした資料など529点が日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議から首相あてに提出されていることをあげ、政府として検証するように要求。安倍首相は「専門家によって検証される」と無責任な姿勢を示しました。

 教育委員会の専権事項であっても首長策定の「大綱」(教育施策の指針)のなかに首長の考えとして記載できる問題で田村氏は、「教育委員会が適切と判断した場合においては、記載することも可能」(5月23日参院本会議答弁)と教育委員会の同意が条件であるかのように安倍首相が述べていたことを追及。「『首長が勝手に』記載できることを意図的に隠したのか」と田村氏がただすと、安倍首相は「教育委員会の合意まで必要としないが、十分協議し調整をつくすことが重要」とごまかしました。


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