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2014年6月14日(土)

きょうの潮流

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 夏めく日差しに心地よい風が吹き抜けた南国の地に、「原発を動かすな」の声が響きわたりました▼鹿児島・川内原発を再稼働の突破口にと企(たくら)む安倍政権と九州電力。6月県議会が始まった13日、九州各地をはじめ、全国から「ストップ 再稼働」をもとめる人びとが鹿児島県庁前に集結しました▼地震を引き起こす活断層の存在、周辺火山の噴火による火砕流、机上の空論だけの避難計画。問題だらけの川内原発を、なぜ再び動かすのか。拙速で危険な強行を許すな。怒りと批判が渦巻く中の集会でした▼地元の薩摩川内市から駆けつけた子育て中の女性は不安を口に。「原発のそばには大勢の人が暮らす街がある。もしも事故が起きたら…。私たちの命よりも再稼働を優先させるつもりなのか」。市民へのアンケート調査でも回答者の8割以上が再稼働に反対です▼原発の本質的な危険性を指摘し、憲法で保障された生命を基礎とする「人格権」こそ最高の価値をもち、最優先させるべき。大飯原発の運転再開を差し止めた福井地裁判決は、ここでも参加者を勇気づけました。命や自然と相いれない原発をなくしたい。それは、原発ゼロをめざす人たちの共通の願いです▼12万人分の反対署名を伊藤県知事に提出した後、連帯の輪は県庁近くにある九電の会社を取り囲みました。とどろく、再稼働反対のコール。歴史に汚点を残す愚行を食い止めよう。全国すべての原発を動かさないためにたたかい続ける。その熱い思いと決意を示した日でした。


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