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2014年4月10日(木)

データは語る

消費税負担率 年収下位は上位の倍

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 日本の総世帯のうち、年収が低い下位20%の世帯は年収が高い上位20%の世帯に比べて、消費税の年収に対する負担率が2倍にのぼります。総務省「家計調査」の2013年平均結果から、総世帯についての消費税負担額を試算した結果です。

 年収の高い上位20%世帯の平均年収は1077万円です。消費税率が8%の場合、年間消費税負担額は32万6977円で、年収に対し3・0%の負担率となります。

 一方、年収の低い下位20%世帯の平均年収は176万円です。8%の消費税率で、年間11万1000円の消費税を負担することになります。年収に対する消費税の負担率は6・3%で、上位20%の倍以上です。所得が低いほど負担が重くなる消費税の欠点がはっきりと表れています。

 安倍晋三政権は来年10月には消費税率を10%まで引き上げることを狙います。その場合は、年収の高い上位20%の世帯の消費税負担率が3・8%にとどまるのに対し、下位20%の世帯では7・9%にのぼります。貧困世帯はますます苦しい生活を余儀なくされ、格差が広がることになります。 (清水渡)

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