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2014年4月10日(木)

派遣法改悪 「これでは一生派遣」

共産党国会議員団 厚労省を批判

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(写真)厚労省の説明を聞く(左から)小池、高橋、吉良、仁比の各氏=9日、国会内

 日本共産党国会議員団は9日、今国会に提出されている労働者派遣法改悪案について厚生労働省から説明を受けました。派遣を無制限・無期限に拡大する法案の問題点が鮮明になり、小池晃副委員長は「いよいよ重大な法案だということが明らかとなった。廃案にするために頑張る」と述べました。小池氏と高橋ちづ子衆院議員、仁比聡平、吉良よし子両参院議員らが参加しました。

 派遣労働は「常用代替(正社員を派遣労働者に置き換えること)防止」の原則から、臨時的・一時的労働に限定されてきました。

 小池氏が「大原則は担保されているのか」とただすと、担当者は「そうした文言は明記されていない」と認めた上で、派遣期間の延長には労働組合からの意見聴取を義務付けていると釈明しました。

 小池氏が「意見を聞くだけでは歯止めにならない」と指摘すると、担当者は「労使に委ねる考え方に転換した」と認めつつ、名ばかりの期間制限について「3年で1回立ち止まり、働き方を考える効果がある」と苦しい説明に終始しました。高橋氏は「立ち止まって見直すのは派遣労働者ではなく、ずっと働かせようとする事業主の方だ」と批判しました。

 吉良氏は、政府が強調する「正社員化の推進」について「募集情報を周知するだけで、正社員になれる保証はない」と指摘すると、担当者は「機会を与えることだ」と認めました。

 仁比氏は「臨時的一時的業務に限るという大原則を変えるものだ。これでは一生派遣だ」と批判しました。


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