「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年3月4日(火)

環境は 治安は 腐敗は

中国全人代 あすから

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【北京=小林拓也】中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の第12期第2回会議が5日から北京で開かれます。昨年11月に開かれた中国共産党第3回中央委員会総会(3中総)の決定で示された「改革の全面的深化」の具体化が図られます。

 全人代の直前、1週間にわたる重度の大気汚染が北京を襲いました。大気汚染は中国各地で深刻化しています。環境問題は全人代でも議論の的になるとみられ、代表らから政府の対策の遅れを批判する声が上がる可能性もあります。

 1日夜に雲南省昆明で29人が犠牲となる無差別殺傷事件が発生。貧富の格差拡大や社会の不公正が広がる中、テロや凶悪事件が増えており、反テロや治安対策も主要議題の一つです。

 習近平指導部は反腐敗に力を入れており、2012年11月の党大会以降、20人以上の高官が調査を受けたとされます。周永康・前党政治局常務委員が調査を受けているとの報道もあります。政府が反腐敗で何を打ち出すのかが注目されます。

 1日付の中国紙・新京報が掲載した世論調査によると、関心がある話題として「物価の安定」「収入分配」「食と薬の安全」が6割を超えて上位に。過半数が「環境問題」に関心があると答えました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって