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2014年2月14日(金)

“生態系への影響深刻”

リニア新幹線計画 小池・辰巳氏ら調査

山梨

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(写真)リニア中央新幹線実験線を視察し、沿線住民から話を聞く(右から)辰巳、小池の両氏=13日、山梨県都留市

 2014年中の着工を計画するリニア中央新幹線の問題で、日本共産党の小池晃副委員長・参院議員と辰巳孝太郎参院議員は13日、リニアの路線ルートとなっている山梨県都留、笛吹、甲府の各市を調査しました。

 リニア計画について山梨県は、JR東海の環境アセス準備書に対する公聴会での住民の意見などを踏まえ、13年度内にJR東海へ知事意見を提出するとしています。

 小池、辰巳氏らは、都留市の実験線沿線を巡り、川茂坪松地域の住民と対話しました。同地域では、リニア通過時の騒音のひどさに住民が抗議の声を上げ、JR側に防音壁設置などの対応をさせています。

 住民は「騒音がこれほどひどいとは想像しなかった」「時速500キロで通過すると、家の中でも風圧を感じる」と口々に訴えました。

 笛吹市では、掘削工事により大量の流出水が確認された御坂トンネルや残土置き場を調査。甲府市では、農地を大規模に整備して建設するというリニア山梨県駅予定地を視察しました。

 視察後、一行は山梨県庁で、調査結果をもとに県リニア交通局の小野浩局長ら担当者と懇談しました。その後の記者会見で小池氏は「調査を通じて、沿線住民や南アルプスの生態系に深刻な影響を与えるものとして、計画中止の必要性を改めて確信した。国会でも計画の問題点を明らかにしていきたい」と語りました。

 視察には田村智子参院議員秘書、小越智子県議、甲府や都留、笛吹など県内各市の党市議らが同行しました。


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