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2014年1月30日(木)

きょうの潮流

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 いまでも、20年前の記憶が鮮やかによみがえります。リレハンメル冬季五輪フィギュアスケート女子フリー、カタリナ・ビット選手の演技です。当時紛争によって破壊されたサラエボへの思いをこめて舞いました▼そのときに会場を包んだ曲が米国のフォーク歌手、ピート・シーガーさんの「花はどこへ行った」でした。ベトナム戦争に抗議する歌として多くの人びとが口ずさみ、世界で最も有名な反戦歌といわれました▼飾り気のない曲調にメッセージ性のある詩。ボブ・ディラン、ピーター・ポール&マリー、ミスチル、忌野清志郎…。反戦や公民権運動にとりくみ、自由や平和をもとめたシーガーさんの曲は、時代をこえてたくさんのミュージシャンに歌い継がれています▼理想に共感して10代のころ、米国の共産党に入党。日本共産党の写真誌『グラフこんにちは』(1987年1月号)にも登場しました。核兵器廃絶米大陸横断平和大行進に参加し、歌ったときの印象をこう語っています▼“私は、核兵器を歴史の博物館に収めることができる、ということに楽観的になっています。私たちの子どもや孫の時代には、核兵器について歴史の本だけで読むことができるように、ぜひしたい”▼94歳で生涯を閉じたフォークソングの父。彼の歌と心は、人権が抑圧され、争いが絶えない今に生きています。「我々は打ち勝つ/我々は打ち勝つ、いつの日か/心の奥深くで、私は信じている/我々が打ち勝つことを、いつの日か」(勝利を我らに)


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