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2014年1月10日(金)

在日本大韓民国民団新年会での

市田書記局長の祝辞

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 日本共産党の市田忠義書記局長が9日、在日本大韓民国民団の新年会で述べた祝辞(要旨)は、次のとおりです。


 あけましておめでとうございます。

 今年は、1年後に日韓国交正常化50年の節目の年を迎える大切な年です。いま両国関係は困難な状況にありますが、その改善と発展のため全力を尽くすことをお誓いいたします。

 日本と韓国が位置する北東アジアには、北朝鮮の問題など一連の問題があります。それだけに平和的な環境をつくるため関係諸国のいっそうの努力が求められていると思います。私たちは日本共産党として、平和と友好、協力の関係をつくる「北東アジア平和協力構想」を提案しています。

 その大きな柱は、何よりも紛争の平和的解決、信頼醸成のための効果的な対話と協力の促進、武力行使の放棄、それらを内容とした北東アジア規模の「友好協力条約」を結ぼうという提起です。

 もう一つの柱は、そうした友好関係を築く前提として、日本が過去に行った侵略戦争や植民地支配のしっかりとした反省、これを土台にすえるということです(拍手)。いわゆる日本軍「慰安婦」問題の早期解決、そして歴史を偽造する逆行を絶対に許さない。こういう立場に立ってこそ、日韓の友好、地域全体の協力と対話が必ず深まると確信しています。(拍手)

 この「北東アジア平和協力構想」、ぜひ民団や韓国の皆さんともよく話し合って、実現のために全力を尽くしたいと思います。

 最後に永住外国人の地方参政権の付与問題について一言申し上げます。この問題は、昨年11月の日韓議連の合同総会の共同声明の中で、日本が「法案の実現に向けて今後ともいっそう努力することを表明した」と明記されました。その席には自民党から日本共産党まで各会派の議員がおりました。日本共産党は被選挙権も含めて地方参政権を付与すべきとの立場ですが、超党派でこの実現のために全力を尽くすことをお誓いして、新年のごあいさつといたします。(拍手)


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