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2013年11月27日(水)

きょうの潮流

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 国民に真実がひろがる前に強行してしまおう―。渦巻く抗議のなか、衆院で秘密保護法案が可決されました。自民、公明の与党と、みんなの党の賛成によって▼わたしたちから知る権利をうばい、国民主権の根幹を揺るがす。それほど重大な法案なのに、いきなり国会に出して、わずか2週間の質疑で押し切る。これほど国民を軽視したひどいやり方はありません▼政府が秘密と決めたら秘密、国民は何が秘密かわからなくていい、秘密を漏らせば厳罰だ。何もかもがあいまいなまま、国会の答弁もしどろもどろ。こんなずさんで恐ろしい悪法を絶対通してはならないと、反対の世論はうねりのようにひろがっています▼採決前日に福島で開いた地方公聴会でも、政党の推薦を問わず7人の公述人全員が「基本的人権の侵害だ」などと反対や慎重審議を求めました。採決のごり押しは、国民の声を恐れ、追いつめられた末の暴走です▼原発事故にしても、沖縄の米軍基地問題にしても、これまで日本の政府は国民が知るべき大事なことを平気で隠してきました。そのうえ、権力の秘匿が法で守られれば際限のない暗黒社会になっていくだけです▼安倍政権は司令塔づくりと秘密法を一体で成立させ、日本を戦争する国に変えようとしています。そうはいきません。いまの日本には平和憲法があり、二度と戦争はしないという、国民の固い信念があります。“こんな法案はいらない、こんな政権は許せない”。怒りの声を、もっとひろく、もっと大きく。


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