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2013年11月5日(火)

伊方原発 とめまっしょい

愛媛 12・1大集会成功へ

若者仮装宣伝に激励相次ぐ

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 四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)を再稼働させない、と12月1日に松山市で大規模な集会「NO NUKES(ノーニュークス) えひめ」が開かれます。青年たちが今春結成した「伊方原発をとめまっしょい☆若者連合」も「あらゆる人たちに集会参加を呼びかけていこう」と取り組みをすすめています。(内野健太郎)


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(写真)ハロウィーンの仮装で宣伝をする青年たち=10月31日、松山市

 「原発再稼働反対の集会に参加しませんか。ハロウィーンなので、あめも配ってます」―。松山市の繁華街、大街道(おおかいどう)のアーケード入り口に青年たちの声が響きます。10月31日、マスクや魔女の帽子で仮装し、集会のビラや情報発信のための「マガジン」を配りました。

 「頑張ってね。事故が起きれば瀬戸内海が駄目になる」「僕も孫がいるから原発絶対反対」と次つぎと声がかかります。

友人の大学生も

 飛び入りでビラを配った愛媛大学の男子学生(25)は「友人が宣伝すると聞いていたので、手伝ってしまった。福島原発事故に衝撃を受けて以来、友人に声援を送ってきた」と語ります。

 宣伝に参加した愛媛大学の女子学生(21)は「再稼働は反対だけど何をすればいいのかわからないという人に集会に来てもらえたらと思う」と意気込みます。

 別の女子学生(22)は昨年、伊方原発が立地する伊方町での聞き取り調査に参加しました。「仕事のためと賛成した人たちも『なくせるものならなくしたい』と本音を語ってくれました。直接、話をしてみるのって本当に大事だと思いました」と話しました。

 10月13日に東京で行われた「ノーニュークスデイ 原発ゼロ☆統一行動」には、参加を呼びかけるビラを街頭で受け取った大学生2人がメールしてきて、一緒に東京まで行きました。2人は全国の原発がすべて稼働していないことを知り、「原発なくても大丈夫じゃないの」「デモのイメージが変わった」と参加の感想を語りました。

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はがきに切々と

 「自由にものがいえない」といわれてきた伊方町周辺でも変化が生まれています。「若者連合」のメンバーも加わる「伊方原発をとめる会」が配ったアンケートはがきが次々と返送されています。「事故があれば生命、家、みかん、自分の大切なものが崩れてしまう」「原発は福島を見ても恐ろしい。人が住めない大地、悲しいものです」と切々とつづられていました。

 伊方原発の運転差し止めを求める訴訟にも伊方町から2人が新たに原告に加わりました。瀬戸内海に浮かぶ18の島からなる上島町では、伊方原発3号機の再稼働を認めないよう国に求める意見書を可決しました。

 「若者連合」呼びかけ人のアユム☆グリーンレモンさんは、「こうした愛媛での変化を東京の行動で話したところ、『すごい』の声と拍手が起こり、私も元気をもらいました。そのとき原発は本当に止められると思った」といいます。

 青年たちは、愛媛大学などの大学祭でビラを配り、多くの学生に集会のことを知らせようと決めました。集会プレ企画として10日に伊方町から風船を飛ばして放射能拡散の危険を知る「風船プロジェクト」も実施します。「やってみたい」という青年たちの声に「とめる会」や高知県民連絡会が応えたものです。集会翌日には知事に手紙や寄せ書き、川柳、絵で「伊方原発を動かさないで」の思いを届けます。


NO NUKES えひめ 12月1日(日)午前10時から

 「NO NUKES えひめ」は12月1日(日)午前10時から松山市堀之内の城山公園で開かれ、午後2時半から松山市内をサウンドデモします。主催は「伊方原発をとめる会」。アーサー・ビナード(詩人)、片山恭一(作家)、UA(歌手)の各氏らが呼びかけ人となっています。日本共産党の笠井亮衆院議員がスピーチをする予定です。


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