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2013年10月26日(土)

米の盗聴、EUが懸念

首脳会議

独仏は米と協議へ

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 【ブリュッセル=浅田信幸】米国家安全保障局(NSA)による盗聴問題が焦点となる中、欧州連合(EU)首脳会議が24日、ブリュッセルで開幕しました。メルケル独首相とオランド仏大統領は盗聴問題について、米国との2国間協議で年末までの解決を目指す考えを表明し、他の首脳も支持しました。

 会議では多くの首脳が広範囲にわたる盗聴に懸念を示し、米国には説明責任があり、欧州は各国市民を保護する必要があると強調。ただEUとしての統一した対応はなく、独仏と米国が情報機関の間で協力して「相互理解」を探求し、他のEU諸国もこれに加わることができるとする方向で落ち着きました。

 情報機関の「相互理解」についてメルケル首相は会議後、「協力の枠組み」を意味すると説明。米国が第2次世界大戦後、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダとの間で結んだ「ノー・スパイ」合意のように、互いにスパイ活動を行わない関係の樹立を指すものとみられます。


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