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2013年10月25日(金)

JRと民鉄の脱線事故 153件

2001年〜13年9月の13年間で

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 線路の異常を放置したことによる脱線事故がJR北海道で起きましたが、JRと民営鉄道(民鉄)をあわせた2001年から13年9月までの「脱線」事故が、153件にのぼることが分かりました。JRの件数ではJR東日本の22件が最も多く、営業キロ(営業距離)あたりで比較するとJR北海道が一番多くなっています。

 国土交通省の運輸安全委員会の統計によるもの。鉄道事故等報告規則によると、列車の「衝突」・「脱線」・「火災」などの事故が発生すると、鉄道事業者は運輸局に報告し、運輸安全委員会が調査に乗り出します。

 この13年間で、衝突事故は5件、火災は12件で、「脱線」事故が突出しています。05年のJR西日本の福知山線脱線事故(死亡者107人、負傷者562人)以外にも、「脱線」事故の死亡者は6人、負傷者は240人にのぼります。

 「脱線」事故153件のうち、保線の人為的ミスや自然災害とは異なる、踏切内に自動車が進入した踏切障害が42件(27%)。

 残り111件の内訳を見ると、JR6社とJR貨物(営業キロ計約2万8400キロ)計63件、民鉄(同約6900キロ)48件でした。

 JRの「脱線」事故で一番多いのはJR東日本で22件、JR西日本12件、JR貨物12件、JR北海道8件、JR九州5件、JR東海3件、JR四国1件でした。

 営業キロ1000キロあたりを比較すると一番多いのはJR北海道で3件、JR東日本2・9件、JR西日本2・3件、JR九州2・1件などとなります。

 原因を見ると、まくら木の腐朽により、まくら木を止める犬くぎの支持力が低下、線路を分岐させる分岐器系のトラブル、運転手のブレーキ操作ミスなど人為的なものや、地震、土砂、落石、雪崩など自然環境に起因するものがあります。

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