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2013年10月20日(日)

きょうの潮流

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 労働基準監督署が舞台になったのは、テレビドラマでも数少ないのでは? 放送中の連続ドラマ「ダンダリン 労働基準監督官」です▼取り扱う題材は、サービス残業、名ばかり管理職、パワハラ経営者などのブラック企業。労働基準法については学校で教わることはまずありません。自分の働き方をチェックするにはいい機会でしょう▼ドラマで注目したのは、労働基準監督官には逮捕権があるというくだりです。監督官は法律が定めた司法警察員。しかし逮捕権の行使は、日本全国約300カ所ある監督署で年平均2回だけだといいます。また逮捕したところで、検察も労基案件はなかなか起訴してくれないのだとか。壁はいろんなところにあるようです▼国もようやく重い腰をあげました。厚労省が「過重労働重点監督月間」として9月にブラック企業への監督指導を行ったのです。初日の無料電話相談では1042件の相談が寄せられました。その半数近くが20代と30代。相談内容については、半数が賃金不払いのサービス残業関係だったそうです▼そんな背景もあるのでしょう。「サービス残業は残業代を2倍に」という日本共産党の提案に共感が広がっています。先日参議院に提出した「ブラック企業規制法案」です。離職者数などの労働条件の情報公開も、これから就職活動を行う人には必須でしょう▼きょう東京・明治公園で全国青年大集会が開かれます。そこでもブラック企業はテーマに。もはや放置することはできません。


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