「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年10月7日(月)

ゆうPRESS

みんな集まれ! 10・20全国青年大集会

声あげる場所ある

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 「もう黙ってはいられない! まともな仕事と人間らしい生活を」とスローガンを掲げ行われる全国青年大集会2013まで、2週間をきりました。2003年に始まり、今年で10周年を迎える大集会。各地でプレ企画や雇用実態調査などが取り組まれるなど、成功に向け準備が進められています。


写真

(写真)「福島の未来は自分たちで決めたい」。福島県実行委員会のメンバーら=9月29日、福島県郡山市

福島の未来は自分たちで

福島県実行委

 福島県実行委員会は、「オレたちでつくろう、福島の未来」を合言葉に、東京電力福島第1原発事故が起きた福島の現状と青年たちの思いを、青年大集会を通して全国に発信し、希望の持てる福島をつくろうと頑張っています。

壊された日常

 その一人、郡山市の梅子さん(26)=仮名、会社員=は「南相馬市の仮設住宅でお年寄りが『戦争の時は暗い中、家族が寄り添ってご飯を食べた。原発事故は家族もバラバラにした。あのときよりひどい』と話していました。がれきが放置された光景にも胸が痛みました」と語ります。

 「野菜を食べるのも放射能を気にしなければならないなど、日常が壊されたことに怒りを感じます。県外では福島のニュースが流れなくなったと聞きます。私たちの声を全国に伝えることが大切ではないかと思います」

 久保田亮さん(24)=福島市=も「安倍首相の『原発事故はコントロールされている』という発言には、福島を見捨てる気かと怒りを感じた。多くの青年に大集会に来てもらえるような取り組みをしたい」と話します。

 福島からは大集会に100人で参加する目標を立てています。

 実行委員らは、青年の雇用の実態をつかもうと福島市のハローワーク前でアンケートに取り組んできました。多くの青年から「休みがとれない」「給料が低い」といった声が寄せられました。

 デザイン関係の仕事をやめた30代の男性は「残業、残業代という概念すらなく、ひどい時は朝の4時まで仕事をしていました。つらいのでやめました」と話しました。

 福島市役所の臨時職員を契約満了になった20代女性は「車を買ったのでお金を稼がなくちゃいけない。本当にやりたいのは服を売る店員です」と話していました。この女性と対話した実行委員の大橋沙織さん(22)は「ショップ店員は非正規雇用が多く給料が低いので、私の友達でもなるのをあきらめる人がいます。青年がやりたい仕事をあきらめなければならないのはおかしい。こんな現状を変えたい」と語ります。

持ち味生かす

 実行委員長の岩渕望さん(30)=福島県農民連青年部=はいいます。「長時間労働や非正規雇用の広がりで、多くの青年が本当にしたい仕事ができていません。青年の持ち味を生かせる社会に変えたい。私は、原発事故に苦しみながら一生懸命安全な作物をつくろうと頑張っている農家の声も発信したい。実行委員のみんなは、原発事故とたたかう福島の声を全国に伝えたい、私たち自身が福島の未来を決めたい、と頑張っています」

 (細川豊史)


写真

「働く」を考えよう

全労連青年部部長 岡ア加奈子さん

 いま青年の2人に1人が非正規雇用であり、労働者を使い捨てにするブラック企業にもたくさん働いています。

 地域での声をしっかり反映したいと、この間、全国各地で青年大集会やハローワーク前でのアンケートなどに取り組んできました。

 「月140時間を超える残業をしている」「有給休暇がとれない」などの現実がありながら、まだまだ声をあげることができない若者がいます。仕事ができないのは自分の能力が足りないからだと思っていたり、残業代が出ないことにおかしいと気づけなかったり、解決方法を知らなかったりするからです。

 これまでの大集会は、こうした青年の現状を交流し、学びあうことで自己責任を乗り越え、仲間とともにたたかう勇気と希望を与えてきました。

 今回も労働組合のあり方や役割を学んだり、過労死問題を考える分科会があります。多くの人に参加してもらい、青年が主体となって声をあげ、人間らしく働くことができる社会に変えていく一歩にしたいと思います。

 安倍政権は日雇い派遣の復活や解雇の自由化などを狙っていて、青年にも大きな影響を与えます。大集会の翌21日には全国からの声を持って国会要請を行います。雇用のルールを確立するよう政治の転換を迫りたい。こちらにも多くの方に参加してもらいたいです。


青年大集会とは

 2003年に労働組合青年部や民青同盟、民主団体の青年部などが実行委員会をつくり「若者に仕事を」「青年の力で雇用を増やそう」と始まった全国集会。1999年、当時の自民党政権が、限定的だった派遣労働を原則自由化し、「正社員が当たり前」だった雇用を壊し始めたことに、NOの声をあげました。

 07年には各地で住居を失い24時間営業店に寝泊まりする「ネットカフェ難民」を調査し、集会で告発。厚生労働省に実態調査を実施させる力になりました。若者を使い捨てにするブラック企業の実態を告発し、政府に改善を求めています。


全国青年大集会2013プログラム

○20日(日) 東京・明治公園

○11時〜12時30分

 分科会 過労死問題やブラック企業に対抗する労働組合のたたかい、若者の貧困などについて学ぶ分科会が八つ!

 ブース 被災地でのボランティア活動の交流や高校や大学の高学費問題を考えるブース、風営法改正を求める署名を呼びかけるレッツダンスのブースも。

○13時〜14時30分 メーン集会

 ブラック企業の実態告発や消費税増税反対、生活保護改悪反対の発言など、全国の若者の声と行動をリレートーク。

○15時〜 アピールウオーク

■魅力紹介DVD 民青同盟のホームページ(http://www.dylj.or.jp/)から見ることができます。

■集会の様子をネットで生中継 「ユーストリーム」と「青年大集会」で検索してね。

■Facebookページ 「いいね」をポチッ!

■Twitter @zenkoku_seinen

■ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/seinen_koyou_syukai

■カンパあて先

 銀行名 西武信用金庫 千駄ケ谷支店 口座番号2103233口座名 全国青年大集会実行委員会

アクセス地図

見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって