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2013年9月29日(日)

堺市長選 竹山氏圧勝

「都構想」・維新に審判

共同広げ「堺はひとつ」守り抜く

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市田書記局長

【写真】当選確実の報道に喜ぶ竹山修身氏(中央)と支援の人たち=29日午後8時すぎ、堺市堺区の事務所

 全国が注目するなかでおこなわれた大阪府堺市長選挙が29日に投開票され、現職の竹山修身(おさみ)氏が「大阪維新の会」の西林克敏候補との激戦を制し当選しました。

 投票箱のふたが閉まった夜8時になった瞬間に当選確実が報じられると、事務所内は圧勝の喜びにわきかえり、地鳴りのような万歳三唱が響きわたりました。竹山氏は「堺は一つ。立場、思想、信条を超えて堺は一つの大義のもとにあつまった。これこそ勝因だ」と声を弾ませて訴えました。

 選挙戦の最大争点は、「維新の会」が強引に推し進める「大阪都」構想で堺市をつぶすのか、それとも堺市を守って暮らしと福祉を前に進めるのか、「堺はひとつ」「堺を守れ」の一点で政党や団体、個人の垣根を越え た市民共同が大きく広がりました。「維新」と正面から対決し、勝利したことで「都」構想にも、国政でも「維新の会」そのものに痛打を与える結果となりました。

 竹山氏は訴えで「まやかしの『都』構想。堺にとっては『都』構想はいらない。百害あって一利なし」と強調。(1)子育てのまち(2)歴史文化のまち(3)ものづくりのまち―「堺・3つの挑戦」を掲げて、市民の共感を集めました。

 日本共産党は「維新の会」の「堺市つぶし」「堺市のっとり」を許さぬ立場から、自主的に竹山氏を支援し、勝利に向け幅広い市民と力をあわせて奮闘しました。

 「住みよい堺市をつくる会」の連日宣伝をはじめ、竹山氏を支持する団体や個人の訴えが市民に浸透しました。「都」構想への批判の高まりにあせっ た維新は「堺の名前はなくなりません」と連日釈明に追われ、「最後は住民投票で決める」などと争点そらしを図りましたが、敗れさりました。

 駆けつけた「つくる会」の丹野優事務局長は「市民の共同の広がりの勝利です」と語っていました。



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