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2013年9月24日(火)

きょうの潮流

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 堺市の市庁舎最上階にある展望ラウンジは、ぐるりと市内を一望できます。はるかに大阪湾がかすむ景色で目に飛び込んでくるのは、鮮やかな緑の木々に覆われた仁徳陵古墳(大仙古墳)です▼観光ボランティアの男性が説明してくれました。5世紀中ごろに築造されたと推定される日本最大の前方後円墳。造られた当時は、表面に石が貼り付けられ、遠方から輝いて見えたと想像できる―。「はるか昔から堺は、日本の中心の一つやったんです」と、ちょっと自慢げ▼先日、本欄で中世から貿易都市として栄えた堺が、自由・自治の輝かしい歴史があることを紹介しました。この仁徳陵を中心とする百舌鳥(もず)古墳群も同市が世界に誇る文化遺産です▼堺市は、古市古墳群のある羽曳野市、藤井寺市と共同して世界文化遺産登録を目指しています。その先頭に立ってきたのが竹山修身市長。登録実現にむけて、周辺地域の整備などを訴えています▼一方、驚くほどあきれた発言をしたのが「維新の会」幹事長の松井一郎大阪府知事。世界遺産登録をアピールするために「イルミネーション(電飾)で飾ってみよう」。代表の橋下徹大阪市長も文化行政に冷たいことで有名です▼「大阪都」構想で堺市を解体しようと狙う「維新の会」。この野望を許せば市民の生活から文化まで、すべてに悪影響を及ぼすことは明らかです。29日は堺市長選挙の投票日。堺市はもちろん大阪府、そして日本の先行きにも関わるたたかい。絶対に負けるわけにはいきません。


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