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2013年9月13日(金)

きょうの潮流

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 先月、復活したサザンオールスターズの新曲について書いたところ、読者の方から沢田研二さんのことも取り上げてほしい、との声が寄せられました▼東日本大震災から2周年となった今年の3・11にあわせ、沢田さんは新作CDを発売。全曲に被災地へのあふれる思いや願いがこめられています。そのなかにある「Fridays Voice」は原発を正面から歌い上げた一曲です▼ピアノにのった静かな語り始めから、だんだんと熱くなる訴え。ジュリーの伸びやかな高音の歌声が胸にせまってきます。この国が、いつか変わるために、今夜集まろう、と▼一人ひとりが日本の先々を案じ、原発ゼロをもとめて立ち上がり、全国でつながってきた「金曜日の声」。首相官邸前の抗議行動は70回にも達しました。再稼働に向けた安倍内閣の動きや、汚染水漏れが制御不能のなかで、毎週の声が途切れることはありません▼原発のない未来をめざし、声をあげつづけようという沢田さん。サザンの曲は、安倍首相のゆがんだ歴史観と強硬な姿勢が韓国や中国との緊張を生んでいるいま、互いに相手を理解して愛を育てよう、と呼びかけます。現実の社会や政治に目を向け、思いを音楽に重ねて発信する彼らに勇気づけられる人は多い▼福島だけでなく、日本だけでなく、世界の問題になっている原発事故。収束どころか、いまも収拾がつかない状態です。そのなかに身をおく者として、この危機にどう向き合うか。金曜日の声はきょうもひびきます。


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