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2013年8月27日(火)

対東南アジア「武器輸出増やす」

歴訪中 米国防長官が講演

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 【ハノイ=面川誠】東南アジア歴訪中のヘーゲル米国防長官は25日、最初の訪問国マレーシアの首都クアラルンプールのマレーシア国防省で講演し、東南アジアへの武器輸出を増やすと述べました。各国軍への訓練支援も強化するとして、外国への軍事援助予算を大幅に増やすと表明しました。

 ヘーゲル氏は「最新の予算は外国へ軍事費支援、東南アジアでの軍事教育、訓練プログラム用の9000万ドルを含んでいる」として、この額は4年前に比べて50%増だと述べました。

 軍事費支援は米国製の武器を購入するための資金供与または貸与が目的で、軍事教育、訓練は米軍と共同で行うといいます。

 講演後の質疑で米中間の紛争が起きる可能性を問われたヘーゲル氏は、「世界はもう十分なだけ戦争をしてきた。われわれが学んだことは、世界のどの地域であれ、戦争は相違を解決できないということだ」と指摘。「(米中間の)紛争の可能性は常にある。しかし私は中国と米国の責任ある指導層を強く信頼している」と述べ、軍事的紛争には至らないとの考えを強調しました。

 ヘーゲル氏はマレーシアに続き、インドネシア、ブルネイ、フィリピンを訪問する予定。ブルネイでは28日に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に出席します。


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