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2013年8月21日(水)

伊方訴訟 原告1000人突破

原発差し止め求め3次提訴

松山地裁

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(写真)松山地裁に向かう第3次提訴の原告ら=20日、松山市

 四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)全3基の運転差し止めを求める県内外の住民ら380人は20日、四電を相手取り、第3次提訴を松山地裁に起こしました。運転差し止めを求める原告は、1次(2011年12月)、2次(12年3月)の提訴と合わせ27都道府県1002人となりました。

 原告の内訳は四国が793人、四国以外の各県が209人で、初めて立地自治体の伊方町民2人が参加。宇都宮健児・日本弁護士連合会前会長や脚本家・作家の早坂暁さん、作家の片山恭一さん、米国詩人のアーサー・ビナードさんら著名人も加わりました。

 伊方原発は、直近6キロの地点に世界最大級とされる活断層「中央構造線」の存在が指摘されています。3号機には毒性の強いプルトニウムを含むプルサーマル発電が導入されており、直面する瀬戸内海の汚染など深刻な事故被害が広範囲に及ぶ危険があります。

 提訴後の記者会見・報告集会で薦田伸夫弁護団長は、伊方原発の再稼働が全国に先駆けて狙われていることに触れ、「1000人突破の勢いに乗り(反対)運動を大きくしたい」と強調。新たに原告に加わった愛媛県今治市在住の男性(69)は「(事故で)瀬戸内海は『死の海』と化してしまう。暮らしを守るために踏み切った」と語りました。


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