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2013年8月11日(日)

党創立91周年記念講演会

9氏のあいさつ

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 10日の日本共産党創立91周年記念講演会での新参院議員8氏と東京都議団(17氏)代表のあいさつ(要旨)を紹介します。


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(写真)手を上げて声援にこたえる志位和夫委員長(中央)と新参院議員8氏

TPP断固阻止の先頭に立つ

比例代表 紙 智子さん

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 比例5議席を達成し、選挙区での3人も含め、11人の参院議員団となりました。感謝申し上げます。

 投票日の翌日から北海道、東北、北関東をまわりました。ある年配の女性の方が、私の手を握って「やっと、やっと苦労が報われた。うれしい」とおっしゃって、胸がいっぱいになりました。

 被災地では、仮設住宅に住んでいる方が「2年5カ月たっても何も変わらない。先が見えない」と訴えられました。北海道でのTPP反対集会では「農業、地域を壊すTPPはなんとしても阻止してほしい」という訴えがありました。期待に応える責任の重さに身が引き締まる思いです。

 TPPは正念場を迎えます。この秘密交渉に同意し、大事なことを何一つ国民にも国会にもはからずに、アメリカのいいなりに交渉に入ろうとすることを到底許すわけにはいきません(「そうだ」の声)。TPP断固阻止の先頭に立ってたたかう決意です。(大きな拍手)



「永田町国会病院」の診療再開

比例代表 小池 晃さん

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 一つひとつの国会議員バッジには、議席に届かなかった候補者の思いも詰まっています。この思いを背負って、頑張りぬきます。

 選挙中、「消費税を増税されたら生きていけない」「憲法だけは守って」との声も寄せられました。この声を国政に届け、実現できる政党は日本共産党以外にありません。(大きな拍手)

 医師会や農協など、全党の努力で新しい共同も広がっています。これをさらに力強く広げていきましょう。私は、政策をいっそう鋭く、分かりやすく磨き上げ、楽しく「カクサン」する仕事にも取り組んでいきます。

 そして今回、初めて共産党に注目してくれた人に「一回限りのお付き合いではなく、末永く」「ご一緒に新しい日本をつくっていこう」と訴えたい。

 「永田町国会病院」はいよいよ診療再開。しかも11人の議員団でリニューアルオープンです。団結してみなさんの願いを届け頑張りぬく決意です。(大きな拍手)



ベストイレブン 決意を新たに

比例代表 井上 哲士さん

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 ベストイレブン、個人技もチームプレーも磨き、サポーターもうんと増やし、新しい前進を勝ち取る決意です。

 被爆2世の私は、「命を粗末にする政治は許さない」「原発も核兵器もなくそう」と訴え、原点をかみしめようと広島、長崎に行ってきました。きのう(9日)の長崎式典の平和宣言は「被爆国の原点に返る」ことを求め、被爆者の方は核兵器も原発もなくすこと、憲法を変え戦争の時代に逆戻りしてはならないと訴えました。式典にいた安倍総理はこの言葉をどう聞いたか。地元紙社説は書きました。「式典会場が年老いた被爆者の力強い決意を称賛する拍手に包まれる中、首相の両手は一度も動かなかった」(会場どよめき)

 平和を願う市民の声、被爆者の叫びに拍手も耳も傾けない政権に未来がないことは明らかではないでしょうか(「そうだ」の声)。改憲の道、戦争できる国への道を暴走するこの政権に一歩も引くことなく立ち向かっていきます。(大きな拍手)



不屈の努力で真理は広がる

比例代表 山下 芳生さん

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 今回百数十万人もの新たな人々が日本共産党を見つけてくれました。ある民間大企業の職場の更衣室で党員の労働者が着替えをしていると、数人の若い労働者が近づいてきて「今度の選挙は○○さんのところが伸びそうですね」と声をかけてきた。「特定政党支持の押しつけがきつい職場で選挙の話ができるなんて夢のようだ」とベテランの党員は語っておられました。

 真理は必ず勝利する―私の好きな言葉ですが、真理はひとりでに広がりません。選挙で勝てなくても候補者を先頭に歯をくいしばってたたかい、どんなに差別されても職場で党の旗を高く掲げ、労働者のためにたたかい続けてきた。不屈で献身的な人々の努力があるからこそ真理は広がるのではないでしょうか。

 躍進が同志のみなさんの営々とした努力のたまものであることを肝に銘じ、パワーアップした党国会議員団の一員として、ええ仕事をして、努力と期待に応えたいと思います。(大きな拍手)



憲法が生きる時代を切り開く

比例代表 仁比 聡平さん

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 ご心配をかけた左腕のギプスもとれました。腕は折れても心は折れない。(笑い)

 汗だくになってのチラシ、元気なメガホン、そして、全国は一つ、あと一票、もう一票と広げた対話の力、候補者の頑張りの力、どの一つが欠けても比例の5議席、私の議席はありませんでした。

 ある水俣病の被害者は、保守の壁を打ち破って一人で1100人を超える支持を広げてくれました。515万人を超えるみなさんから託された熱い思いに必ず応えてまいります。

 安倍内閣は政府の憲法解釈をなし崩しにしようと、内閣法制局の長官をすげ替えました。自分の意にそう人物に代えれば憲法を変えられるなどという浅はかな考えは間違いだったと、思い知らせてやろうではありませんか。(「そうだ」の声)

 草の根から国民的運動を大きく広げ、国会としっかり結んで、必ず憲法が生きる時代を切り開く先頭に立ってたたかい抜く決意です。(大きな拍手)



ブラック対策 厚労省動かした

東京選挙区 吉良 よし子さん

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 東京選挙区で12年ぶりに議席を取り戻しました(歓声)。みなさんの願いの実現に思う存分、力を発揮する決意です。(拍手)

 「汚染水を垂れ流しながら原発再稼働なんて許せない」「ブラック企業早く何とかして」との声が次々と寄せられています。躍進した日本共産党の議席が重要になっています。

 先日、厚生労働省がようやくブラック企業の調査をすすめることを決めました。ツイッターで「共産党が躍進したからだね」「(共産党の)対策チームができたからだね」との声が寄せられています。

 選挙で応援してくれた方から「吉良さんが企業名をあげて演説しているのを聞いて実はヒヤヒヤしていたけれど、これが当選につながって厚労省も動かした。頑張って」と激励をいただきました。

 みなさんの思いが詰まったこのバッジを生かして、国民の声がまっすぐ届く政治の実現に、国会の中でも外でも力をあわせて頑張ります。(大きな拍手)



広がる新たな共闘 願いに応え

京都選挙区 倉林 明子さん

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 自民党の暴走を止められるのは日本共産党だけ、倉林だけと訴え、共感と期待が広がる手ごたえは強烈でした。

 15年ぶりの日本共産党の議席奪還は、粘り強く反共反撃を重ね、政策提案と対話を積んできた京都の党と民主勢力の底力、そして京都府民の良識を示したものでした。(拍手)

 当選の翌日、選挙中に「共産党を通したら京都の恥」と公言していた京都市長を一番に訪問し、住民要求実現へ一致点で力を合わせたい思いを伝えました。

 知事や市町村の訪問を重ね、残り二つに。改憲の動きに対する危機感が多くの首長から語られ、脱原発、道州制反対など、一致する課題について期待の声が寄せられています。

 日本共産党が躍進し、京都選挙区で勝利したからこそ、新たな共闘の条件が確実に広がっています。寄せられた願いに応えるたたかいはこれから。対決軸を示し、「ならぬことはならぬ」と全力をあげて頑張ります。(大きな拍手)



弱い者いじめの政治許さない

大阪選挙区 辰巳孝太郎さん

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 中小企業と庶民の町・大阪出身の議員として、弱いものいじめの政治は許さないと全力を尽くします。

 9年間で7千件の暮らしの相談を受け、格差と貧困は自己責任でなく、政治がつくり出したもの、社会保障は、施しやサービスではなく、国民の権利だということを実感しました。

 政治の大本を変え、格差と貧困の解消、若者が展望をもって生きられる社会の実現に働く決意です。

 大阪では、自民党だけではなく、維新の会の暴走にもストップをかけてほしいという声があふれ出てきました。戦前まがいの思想調査やオスプレイを全国に広げる動きなど、橋下維新の会の横暴に勇気をもって立ち上がり、たたかっている労組、民主団体、広範な市民とともに、政党として唯一奮闘しているのが日本共産党です。

 この議席は、国民のくらしと民主主義を守る先頭にたたなければいけない議席です。重責を担い、たたかいの先頭にたってがんばります。(大きな拍手)



新たな条件生かし、要求実現

東京都議団長 吉田 信夫さん

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 東京都議選はどの選挙区も熾烈(しれつ)な大激戦のなか、17議席を確保することができました。この躍進は、東京はもちろん、全国の党と後援会のみなさんの総力を挙げた大奮闘のたまものです(拍手)。ありがとうございました。都議選での奮闘が、参院選の大躍進を切り開きました。とりわけ、東京では比例で自民党に次ぎ第2位の位置を確保できました。(大きな拍手)

 都議選での躍進によって、都民要求を実現する新たな可能性を勝ち取ることができました。議案提案権を確保しました。本会議の質問時間は23分から48分へ倍増し、常任委員会は一つを除き八つの常任委員会に2人を配置し、議会運営委員会は1人から、副委員長と理事、委員と3人になりました。都議会第3党の日本共産党がどう動くのか、注目の的になっています。

 新たな条件を生かし、都民の要望と公約実現のために全力をあげて奮闘し、共産党への支持の拡大と、強大な党建設にも貢献する決意です。(大きな拍手)


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(写真)あいさつする都議会議員17氏


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