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2013年6月17日(月)

カトリック長崎大司教 平和の基礎は人間の尊厳

九条の会と宗教者 共同で憲法学習会

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(写真)問題提起で平和と戦争にかかわる憲法について語る見大司教=16日、長崎市

 長崎県九条の会などの4団体は16日、カトリック長崎大司教区の見三明大司教を招き、鼎談(ていだん)形式の憲法学習会を長崎市で開きました。県九条の会と宗教者との共同としては初めての取り組みです。

 カトリック長崎大司教区平和推進委員会、県九条の会、宗教者九条の和、ながさき9条フェスタ実行委員会の4団体が主催し、日本カトリック正義と平和協議会共催で実施。

 見氏が問題提起として、憲法が危機的状態にあることにふれ、「平和の基礎は『人間の尊厳』に崇高な価値がある。戦争は一人ひとりの人格を損なうもので、軍備競争をやめて相互の信頼の上で平和はつくるべきです」と訴えました。

 長崎大学経済学部の井田洋子教授、許すな!憲法改悪・市民連絡会の高田健事務局次長、元長崎大学長の土山秀夫氏が鼎談。

 高田氏は、安倍政権が集団的自衛権を解釈改憲で進めようとしており、「憲法を変えないうちに憲法のない状態にしようとしている」と批判しました。

 井田氏は、96条改憲について「改憲のハードルは他国と比べても決して高くない」と指摘しました。

 土山氏は「憲法前文が『自民党改正案』には抜け落ちており、基本的人権の部分が削られている」と指摘し、「明治憲法を復活させたようなもの」と批判しました。


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