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2013年6月16日(日)

改憲報道 危うい

JCJなどシンポ開く 現役記者ら討論

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(写真)改憲報道を検証したシンポジウム=15日、東京都千代田区の明治大学リバティータワー

 「アブナイ改憲騒動、あやうい改憲報道」と題するシンポジウムが15日、東京都内で開かれました。現役の新聞記者と憲法学者の奥平康弘東京大名誉教授(九条の会呼びかけ人、96条の会発起人)が改憲をめぐるマスメディアの現状を討論しました。

 奥平氏は基調講演で、自民や維新、みんなの党が狙う96条改憲を批判し、「憲法の性格をがらりと変える」と危険性を指摘。96条は安易な改憲を防ぐことで立憲主義を支え、国家権力をしばってきたと解説しました。

 討論で奥平氏は、改憲報道の不足を「もうちょっと書けないのかねと思う」と指摘する一方、市民は読者欄などマスメディアを使って積極的に発信していると評価しました。

 毎日新聞専門編集委員の倉重篤郎氏(前論説委員長)は、「護憲」から「論憲」へと20年ほど前に変化した毎日新聞の立場を説明したうえで、「憲法記念日に96条改正反対の社説を自信をもって出した」と紹介しました。

 北海道新聞東京報道センター編集委員の往住(とこずみ)嘉文氏は「96条報道は、痛恨の極み」と発言。日本の改憲発議要件は世界的にみてハードルが高いという事実と異なる自民党の主張をそのまま掲載してしまったと反省し、「たれ流し」ではない報道が必要だと強調しました。

 シンポジウムは日本ジャーナリスト会議(JCJ)、日本マスコミ文化情報労組会議が主催しました。


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