「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年6月8日(土)

米情報機関 全通信記録を収集

大手電話子会社 人権団体が非難

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ワシントン=山崎伸治】米国最大の情報機関「国家安全保障局」(NSA)が今年4月以来、大手電話会社ベライゾンの子会社から、米国内や米国と外国の間で交わされた電話の全通信記録を収集していることがわかりました。英紙ガーディアン(電子版)が5日報じ、それを受けて、米上院情報委員会のファインスタイン委員長(民主)らが6日、明らかにしました。

 米政府機関が国内で外国スパイなどに対する盗聴を行うには、「対外情報監視裁判所」という特別の裁判所の許可命令が必要。同紙が入手した同裁判所の秘密命令は電話会社に対し、だれがいつ、どこからだれにどれだけの時間、電話を掛けたかという記録をすべてNSAに提供するよう命じています。通話内容は含まれていません。

 ホワイトハウスのアーネスト副報道官は6日、記者団に対し、「愛国者法」など法律の手続きに従い、裁判所の許可を受け、議会にも報告しているとして、違法ではないと強調。議会側もファインスタイン氏らが「合法だ」と述べました。

 しかし人権擁護団体「全米市民的自由連盟」(ACLU)のロメロ事務局長は米メディアに対し、「これほど驚くべきものはありえない」と非難。法的対抗措置をとる考えを表明しています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって