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2013年5月12日(日)

96条改定の狙いは9条

日テレ系 穀田氏が指摘

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 日本共産党の穀田恵二国対委員長は11日の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」に出演し、憲法改定について各党の政策責任者と議論しました。

 憲法96条にある改憲発議要件の緩和を自民党が表明していることについて、穀田氏は「(96条改定を突破口に)9条を変える狙いがあることを見なくてはならない」と指摘しました。そのうえで、諸外国も憲法の改定要件を一般の法律より厳しくしていることを示し、「立憲主義という憲法によって国家権力を縛る考え方に立っていて、ときの権力者が多数の力をもって憲法をすぐに変えられないようハードルを高くしている」と強調。「96条を改定したら、憲法が憲法でなくなる」と批判しました。

 自民党の高市早苗政調会長が「穀田さん。『自民党が一番狙っている9条』って、その言い方やめて」などと難癖をつけましたが、司会の辛坊治郎氏からも「この番組でも(自民党の)石破幹事長は96条改正について9条改正を念頭において、とまでいっている」とたしなめられる一幕もありました。

 また、穀田氏は自民党が主張する「集団的自衛権の行使」について、「日本の防衛とは全く無関係だ。(認めたら)海外でアメリカと一緒に戦争することになる」と指摘。高市氏が「軍という名前のものを持つことを日本だけがダメといわれる理由がわからない」などといって、憲法9条2項の「戦力不保持」と「交戦権の否認」を変えることを正当化したのに対して、穀田氏は「(憲法によって)戦争をしないと宣言した国際公約を破り、戦争することを内外に明らかにするものだ」と批判しました。

 最後に、「夏の参院選挙はどんな選挙になるか」と問われて、穀田氏は「自共対決選挙」とフリップで回答。「経済、消費税、TPP(環太平洋連携協定)、原発、歴史認識、憲法のいずれも自民党の対極にあるのが日本共産党。自民党と共産党の全面的な対決の選挙にしたい」と述べました。


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