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2013年4月2日(火)

奨学金 有利子が7割にも

サラ金以上の取り立て 宮本議員告発

文科相“適切な対応考える時期”

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 日本共産党の宮本岳志議員は、1日の衆院予算委員会で、「ローン化」「サラ金化」した奨学金の非情な取り立てが若者と親を苦しめている実態を告発し、返済の必要のない給付制奨学金をただちに実現するよう求めました。

 (論戦ハイライト)


写真

(写真)質問する宮本岳志議員=1日、衆院予算委

給付制奨学金ただちに

 宮本氏は、中等・高等教育の漸進的無償化を定めた国際人権規約を具体化するために奨学金制度の改善を要求。日本は貸与の奨学金しかなく、しかも有利子奨学金が増えて7割にもなっていることをあげ、「奨学金は無利子こそ根幹ではなかったのか」と迫りました。下村博文文科相は「おっしゃる通り」と答弁しました。

 宮本氏は、無利子分の財源について政府からの貸付金が減り、返還金の割合が増え、「返せないので奨学金を借りたくない」という声が広がっていると指摘。深刻な若者の実態を告発しました。

 ▽奨学金として総額450万円を借りた30代女性は過労のためうつ病になり、正社員を退職。パートで働いているが月10万程度しか収入がなく、自己破産を勧められています。

 ▽総額64万8千円を借りた女学生は在学中に心肺停止、蘇生後脳症と診断される病気のため、医療費だけで100万円以上になるのに返済免除が認められていません。

 宮本氏が「返せない人からも、本来なら返す必要のない人からも、非情に取り立てている」と批判すると、下村文科相は「個々の状況把握に努め、経済的理由などで返還が困難なものに対しては、よりきめ細かな、柔軟な対応を検討する」と述べました。

 宮本氏が「サラ金ですら延滞利息の減額を認めているのに、支援機構は延滞金を一切減額しない」と指摘し、「『ローン』や『クレジット』と同じだ」と迫ると、下村文科相は「ご指摘はもっともな部分がたくさんある。真に困窮している方への適切な対応を学生支援機構も考える時期に来ている」と述べました。

 宮本氏は、給付制奨学金を導入し、有利子は無利子に変え、返済猶予の5年の期限も取り払うことを求めました。

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