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2013年3月15日(金)

9条いかした外交こそ

衆院憲法審査会 笠井議員が主張

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(写真)発言する笠井亮議員=14日、衆院憲法審査会

 衆院憲法審査会が14日、今国会で初めて開かれ、憲法第1章「天皇」と第2章「戦争の放棄」について検証を行いました。日本共産党の笠井亮議員は「憲法9条は日本が世界平和のさきがけになるという国際公約だ」と指摘し、「9条をいかした自主自立の外交を行ってこそ、アジアと世界の平和に貢献し、本当の信頼を得られる」と主張しました。

 民主党の山口壮氏は「笠井氏から根源的な話があった。9条改正のタイミングが今かどうか慎重に考えたほうがいい」と発言。公明党の斉藤鉄夫氏も「9条の果たした役割は大きい。現行の規定は堅持すべきだ」と述べました。

 笠井氏は、自衛隊が憲法9条に反して創設され、「米軍と共に地球的規模で海外での軍事行動を行う部隊へと質的に変化させられてきた」と指摘。安倍政権が憲法解釈を変え、集団的自衛権行使を可能にしようとしていることを批判しました。

 自民党の中谷元氏は、「軍隊の保有は世界の常識」と述べ、「国防軍」の保持を明記することを主張。維新の馬場伸幸氏は「国民の領土、プレゼンスへの不安の根本原因は9条にある」と9条を敵視。みんなの党の小池政就氏は「9条は国論を二分しており、2年間議論してから国民投票で決定を」と述べました。

 第1章について笠井氏は「主権在民を定めたことが極めて重要」だと指摘。天皇の制度については「憲法上の制度であり、その存廃は将来、国民の多数の意見がその方向で熟したとき、国民の総意によって解決されるべき問題であり、当面の問題ではない」と主張しました。


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