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2013年3月10日(日)

「慰安婦」伝える記念碑

米ニュージャージー州で除幕式

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写真

(写真)米ニュージャージー州バーゲン郡の「慰安婦」記念碑除幕式=8日、同郡ハッケンサック(山崎伸治撮影)

 【ハッケンサック(米ニュージャージー州)=山崎伸治】旧日本軍の「慰安婦」とされた数十万の女性を記憶にとどめようと、米東部ニュージャージー州バーゲン郡に記念碑が設置され、国際女性デーの8日、同郡ハッケンサック市の郡庁舎で除幕式が行われました。

 キャスリーン・ドノバン郡知事と郡議会のデービッド・ガンズ議長ら全7人の議員のほか、韓国系・中国系住民の代表ら100人余りが詰め掛けました。

 式典でドノバン知事は、昨年10月に韓国・ソウル郊外の「ナヌムの家」を訪問し、元「慰安婦」の方々から記念碑設置の快諾を受けたと紹介。2007年に米下院が採択した「慰安婦」決議の共同提案者の一人で地元選出のビル・パスクレル下院議員(民主党)は「『慰安婦』の苦難を思い起こすことで、全世界の人権を守ろうという決意がますます強くなる」と述べました。

 記念碑設置を呼び掛けた住民組織「『慰安婦』記念碑委員会」のドンチャン・キムさんは、記念碑が「人道的罪の被害者を忘れてはならないこと、人権侵害者を許してはならないことを世界に伝えるものになる」と訴えました。

 記念碑は、郡庁舎近くの裁判所前に設置。そこには米国の「奴隷制」やナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)などの犠牲者にささげた四つの記念碑があります。


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