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2013年3月6日(水)

オスプレイ 四国・紀伊半島で訓練へ

米軍通知 「容認できない」批判噴出

九州から変更

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 防衛省は5日、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸機MV22オスプレイ3機が6日から8日まで、岩国基地(山口県岩国市)を拠点に、四国から和歌山県にかけて設定されている「オレンジルート」で低空飛行訓練を行うと関係自治体に通知しました。訓練ルート下の自治体首長や住民からは、「容認できない」「納得できない」などの抗議・批判が噴出しています。

 昨年10月の配備以来、本土での訓練は初めて。夜間訓練も行います。ただ、詳細なルートや時間は明らかにされていません。

 同省は4日夜、九州に設定されている「イエロールート」で実施すると通知していましたが、5日午後になって急きょ、変更しました。「同時期に九州で行われている陸上自衛隊の訓練との兼ね合い」を理由に挙げています。九州防衛局によれば、陸上自衛隊が大分県の日出生台(ひじゅうだい)演習場で7、8日に射撃訓練を行うためとしています。ただ、自衛隊の演習は以前から予定が組まれており、米軍側の事情という可能性もあります。

 オレンジルートは、和歌山県中部から紀伊水道を横切り、急しゅんな四国山地を縦断します。ルート周辺では、1994年に高知県本山町と土佐町にまたがる早明浦(さめうら)ダムの湖面に攻撃機が墜落。99年には、空中給油中に接触した攻撃機1機が土佐湾沖に墜落しました。

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