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2013年2月5日(火)

カチン族対話再開

中国が仲介 停戦向け政府側と

ミャンマー

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 【ハノイ=面川誠】ミャンマー政府と少数民族武装組織「カチン独立軍(KIA)」は4日、国境を接する中国の端麗で停戦に向けた対話を再開しました。KIA本部のある北部カチン州ライザ周辺では昨年12月から、国軍による空爆を含めた激しい戦闘が続いていました。

 ミャンマー国軍とKIAは1994年に停戦入りしましたが、2011年6月に戦闘が再開。その後、少なくとも8回の対話を行いましたが、政府側は停戦合意の後に自治権の政治交渉入りすることを主張し、一方のKIA側は政治合意なしの停戦を拒否してきました。

 ロイター通信などによると、KIAは声明で「中国政府が立会人および仲介者の役割を務める」と発表しました。中国には戦闘を逃れたカチン族住民が多数、避難しているほか、砲弾が国境を越えて着弾することもあり、中国政府も早期の停戦を働きかけていました。

 11年3月に発足したテイン・セイン政権はこれまで、KIAを除く10の少数民族武装組織と停戦に合意しています。昨年12月から攻勢を強めた国軍はKIAの陣地を次々に陥落させ、ライザを包囲していました。


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