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2013年1月1日(火)

庶民の感覚と程遠い?

政治家 集金力上位10人

政治資金収支報告書2011年分

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安倍首相5位 生活の小沢氏2位 みどり・亀井静氏3位 維新の平沼氏4位 麻生副総理8位

 安倍晋三首相は5位、日本維新の会の平沼赳夫氏は4位、生活の党の小沢一郎氏は2位―。2011年分の政治資金収支報告書(中央分と地方分)で、政治資金収入の上位10人が、本紙の調べでわかりました。(表参照)


 各政治家の資金管理団体と、支部長を務める政党支部の合計を調べたもの。両団体間のやりとりを除いた“実収入”です。

 安倍首相は、政党支部で企業・団体献金を3300万円以上集めたほか、資金管理団体が「政経セミナー」名目のパーティーで約1億2300万円の収入があるなど、1億8355万円で5位となっています。

トップは徳田氏

 トップは、2億5185万円を集めた自民党の徳田毅衆院議員。父親は、徳田虎雄元衆院議員で、今回の総選挙で3回目の当選をはたし、国土交通・復興政務官に就任しました。資金管理団体が、「語る会」名目の政治資金集めパーティーを都内のホテルで開き、一晩で1億7000万円以上を集めています。

 2位、3位には、総選挙前に「日本未来の党」に合流し、総選挙後わずか10日あまりで「生活の党」となった小沢一郎元民主党代表と、「生活」に合流せず、「みどりの風」に合流した亀井静香元国民新党代表が名前を連ねました。

 4位は、「たちあがれ日本」から「太陽の党」を経て、「維新」に合流し、国会議員団代表となった平沼赳夫元経済産業相。資金管理団体が、都内のホテルで「シンポジウム」名目の大きなパーティーを5回開催、約1億2400万円を集めています。大崎電気工業が計120万円など、企業や医療法人が大口購入しています。

 平沼氏は、「渉外費」名目で、自民党の中曽根弘文元文相、古屋圭司国家公安委員長、竹本直一元財務副大臣や国民新党の下地幹郎前郵政民営化担当相らのパーティー券を購入していました。

 平沼氏が支部長の「たちあがれ日本岡山県第三選挙区支部」は党本部から1200万円の政党助成金を受け取っています。

繰越金どうする

 6位、7位、9位は、いずれも、今回引退した自民党幹部。うち6位の中川秀直元幹事長だけが、次男の元テレビ東京記者にバトンタッチ。資金管理団体、支部あわせて1626万円余の繰り越しがありますが、こちらも世襲するのか―。

 8位は、安倍内閣で副総理・財務・金融相として入閣した麻生太郎元首相。資金管理団体が「政経セミナー」名目のパーティーで6850万円を集め、政党支部は3770万円の企業・団体献金を集めています。

 10位は、ふたたび総裁派閥となった町村派の領袖、町村信孝元外相。派閥の政治団体の1000万円を上納していました。

図:政治資金収入の上位10人

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