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2012年12月27日(木)

きょうの潮流

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 総選挙後、繰り返し思い起こしては、自らを励ましている言葉があります▼「勝算や有効性、効率性の原理では語らない、それが詩の言葉だ。詩は、人間はこうありたい、こうあるべきだと語り、常に敗者に力を与えてきた。敗北の歴史の中から、それでも人間を肯定する力を与えるのが詩だ」▼「詩人会議創立50周年記念祝賀会」(8日)記念講演での作家・東京経済大学教授の徐京植(ソキョンシク)さんの言葉です。例えば治安維持法で検挙され1945年、28歳で獄死した尹東柱(ユンドンジュ)の詩〈死ぬ日まで 空を仰ぎ見/一点の恥ずべきことなきを〉〈星を歌う心もて/あらゆる死にゆくものを愛さねば/そして わたしに与えられた道を/歩みゆかねば〉(「序詩」より)▼徐さんの言う「詩の言葉」を「本当のこと」「人間や歴史の真実」と置き換えてもよいでしょう。選挙中、日本共産党が訴える言葉を真実だと確信するたくさんの人に出会いました。作家の清川妙さんは「平和を希求してやまない心を守ってきた党」、生活評論家の吉沢久子さんは「戦前から反戦と平和を変わらず訴えてきた共産党を信用いたします」と言ってくれました▼発足した安倍政権は憲法9条を改悪して国防軍を設置し、米軍に従って海外で戦争をする国をつくろうとしています。共産党の真実がますます力を発揮するときです▼憲法9条もまた「詩の言葉」なのかもしれません。戦争の放棄と戦力の不保持、交戦権の否認を高らかにうたう条文は、人間をとことん肯定する希望の言葉だからです。


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