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2012年11月5日(月)

「開門方針遅すぎる」

有明海訴訟支援全国の会 4県漁民の集い

佐賀

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 「よみがえれ!有明海」訴訟を支援する全国の会は4日、諫早湾干拓潮受け堤防の早期開門めざす福岡、熊本、佐賀、長崎の4県漁民の集いを佐賀市で開き、30人が参加しました。

 2010年12月、福岡高裁確定判決で国は13年12月までに開門義務を負っています。

 来年5月の早期開門を求めている馬奈木昭雄弁護団長は、郡司彰農水相が閉め切った堤防を来年12月に開門する方針を長崎県側に伝えた(4日)ことに対し、「国民の声や海の現場で働く漁民の声を無視する行為で断固抗議する。私たちとまず会うべきだ」と批判しました。

 原告・弁護団が求めて、福岡高裁も当事者の漁民原告と国、長崎県の開門阻止派の3者に12月12日の和解協議に参加を指示していることについて、馬奈木氏は「和解で国は開門履行でき、長崎側も開門に伴う不安を解消でき3者にメリットがある」と強調しました。

 熊本県玉名市の横島漁協の中尾利秋組合長は「諫干閉め切り以後、ノリ養殖も漁業も減少。漁業だけでなく商店街もシャッター通りになった。開門ですべてが解決できる。早く有明海の豊かな海を取り戻したい」と訴えました。

 佐賀県太良町大浦の潜水漁師(59)は「タイラギ漁もアサリ養殖も海況悪化で壊滅状態。明日の生活のめども立たない」と窮状を訴え、開門を求めました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、紙智子参院議員の激励のメッセージが紹介されました。


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